本作は本当に短いです(笑)
一分で読み終えられるのですが、味わい深い内容となっております。
冒頭から変質者感を覚えてしまいますけれど、実をいうと運命の分岐点が近付いているサイン。ある意味、梗概よりも短い文章に込められた感情はささやかな喜びと後悔です。特に後悔の部分が秀逸かと感じました。
余韻にて思う感情は人それぞれであるでしょうけれど、私は胸に痛みを覚えました。
あの時、あの瞬間に……。なんて後悔は人生に少なからず存在します。長い人生を要約したかのような物語は読者の心を揺さぶることでしょう。
お勧めの作品です。