黒石廉

１つ１つ丁寧に書かれたホラー短編集。 どれも読みやすく、こちらの予想（あるいは怖さに対する覚悟）を外してくれるのが気持ち良い。 もちろん、どの作品もぞくっとするものばかりだ。 じっ…続きを読む

　話はできるけれど化けられない子ダヌキポン太と「私」のお話。 　読みながら、頭の中で絵本を開いていた。 　話をはじめる「私」とポン太の姿。 　２つのバナナの籠。 　「私」とポン太…続きを読む

男の子のための不思議の国のアリス。 読んでいると心の中の小学生男子が騒ぎ出します。 ライト付きヘルメットとか秘密基地とかつかみから小学生男子大喜びのものがたくさん。おかしなナイトた…続きを読む

　くすっと笑える小咄集。 　１つ１つは短めのものが多いので、気軽に開くことができる。 　ただし、人前で読むときは気をつけたほうが良い。 　ロシアンルーレットのごとく実弾が入っている…続きを読む

ついつい話にいれてほしくなる素敵なお茶会。 お茶を淹れてくださるのは博識なお姉さま。 各話タイトルに出てくる話で思い出が湧き上がってくる方はぜひ。 あ、『なんて素敵にジャパネスク…続きを読む

エッセイのネタとして鉄板なのは日常の出来事だと思っている。 作者のまわりで起きた出来事を面白おかしく語ってくれるとき、私たちはそれを追体験あるいは柱の陰から見守るものとして楽しむ。…続きを読む