絵本のシリーズになりそうな

 話はできるけれど化けられない子ダヌキポン太と「私」のお話。
 読みながら、頭の中で絵本を開いていた。

 話をはじめる「私」とポン太の姿。
 2つのバナナの籠。
 「私」とポン太の間にふきだしで浮かび上がる「ホットケーキミックスと溶かしバターのバナナケーキ」と「無塩バターとブランデーとお砂糖でこんがり焼いた焼きバナナ」。
 サルの着ぐるみを取り出すポン太、バナナ売り場に立つポン太の絵で私の脳内絵本は終わっている。

 KACのお題にそって書かれた短編だが、できることならば、そのうち「私」とポン太の掛け合いの続きを見たいなと思う。

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