本作は、私の解説「小説の技法」の第一課題「怪談」に初めて合格した作品です。
「技法」読者の方は参考答案として、未読の方は「怪談」としてお読み下さい。
「技法」での出題は、いわゆる「お題」ではなく「課題」。
技術習得を目的として、数々の条件下、1000字で「作品」をまとめてもらいます。
かつて、雑誌の編集長だった頃、書き手の養成のために使っていたメソッドの一つがこれ。プロ相手でも、くたっくたになる、この課題にカクヨムで初合格したのが「午前二時の独り語り」。
「小説の技法」を書き、多くの方が課題に挑戦して下さった責任上、合格作が出たからには、発表しないわけには参りません。
もっと怖いホラーも、もっと面白い作品もカクヨムには山と眠っていることでしょう。でも、わかって下さい。これは、あくまで技術習得メソッドです。起承転結から、伏線の張り方、構成比率、主人公の感情・行動の統御etc.
この一作を通して学ぶことは山とあります。菜央実さんが初クリアです。
個性を出すのも、描写を学ぶのもこれからです。
まず、第一課題。
「小説の技法」に書かれていることすべて、もうマスターしたと豪語する作者に敬意と畏怖の念を込めて、たしかに合格ですと発表させて頂きます。
おめでとうございます。
そして、私について来てくれて、ありがとう。
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