紺藤 香純

『炎と癒やしと挑戦者』をお題とした仲間内での競作企画参加作品。 微百合の掌編です。 ご査収ください。

彼は言う。 毎日、何者かが自分を殺しに来ると。 彼は狂っているのか、それとも正常なのか。 どうか、彼の話をよく聞いて犯人を突き止めてあげて欲しい。

「カスタード・クリームが盗まれた」――深刻な顔でそう告げるのは舟堂西高等学校における旧図書館委員会《通称：キュート》の王寺頼史。同じくキュートの殿山信太郎とともに、アップルパイの…

　武田成久は、もみじの木を前に告白の練習をする。 　憧れの米田明日香の心を掴むために。 　明日香は、友達が連れて来る手はずになっていたが……！？

「今度ごはんを食べにおいで」 年下の男の子にうっかりそう言ってしまったのは、彼があんまり綺麗に魚を食べるから。 私は一世一代の食卓を、心を込めてととのえる――。 原稿用紙10枚…

　毎週金曜日の午後六時。 　高校から少し離れた駅前で、一人の小柄な少女――比良坂璃々が路上ライブをしていた。 　シンガーソングライターを目指す璃々の姿を知っているのは、クラスメイ…

友達の美知留と登校途中、麻紀はひょんなことから、見守りボランティアの男性の視線を不気味に感じてしまうようになるが――。 『「５分で読書」短編小説コンテスト：通学路、振り返ると…

中学三年生の卯月ユズ（通称ウサギ）と亀谷リョウ（通称カメ）は、小さい頃からライバル同士。 いろんな勝負で勝って負けてを繰り返していたが、最近はウサギが連敗中。 でもあきらめないっ…

振り返ると三日以内に死ぬと噂される道。ある日、友人がその道で振り返ってしまう。しかし三日経てども友人は生きていた。ただの嘘かと思っていた矢先に次なる恐怖が襲いかかる。

彼女は紅茶姫。 彼女と二人きりのお茶会の行方は。

月の裏側にある秘密基地にて、地球の様子を偵察している宇宙人T、彼にはとある悩みがあった。

伝えたいのに伝えられない、そんな心の中の想いはLINEなんかじゃ伝えきれない。「好きだよ」の一言じゃ短すぎる。 そう考えた女の子が、好きな男の子に宛てた一通のラブレターです。 わ…

電車内でうたた寝していた麻央。急ブレーキに倒れ込みそうになったところを助けてくれたのは、不良校と名高い高校に通う飯田だった。感謝もそこそこに慌てて彼から逃げ出した麻央だったけど……

「５分で読書」短編小説コンテスト参加作品です。 テーマは「通学路、振り返るとそこにいる」 登校班の副班長をしていた小学五年生の女の子。 彼女の視線で語られる雨の日の物語とは……。

── 一度大きく開いた目がふわりと細められる瞬間は、ひどく印象的だった。 高校二年の秋に偶然出会った女の子との会話は、三森の記憶に深く残った。友人とふざけ合いながらも視界にあの…

実在の行事に基づいて書きました。 あまり怖くはありません。 5分間で1話完結です。

陽光眩しい水の街で、調子に乗ったひとりの詩人が、ならず者をからかって決闘を挑まれる。 色男、金と力はなかりけり。 ３日の掟を盾にとって逃げ隠れしようにも、気の強い婚約者の手前、受…

　最近、通学路でよく猫を見かけるようになった。 　可愛い猫達の中でも一番は真っ白い子。 　シロちゃんと呼んでるその子は、スマホを向けるとなぜか逃げてしまう。 　「５分で読書」短…

　別サイトで別名義で出してます。 　親しい人だと思ったら、話してる途中で違う人だとわかった。 　俳優さんの顔の区別がつかない。 「人の顔が分からない」から、声や体格や髪型で判別…

　人生、なにもかもうまく運ぶ俺に失敗はない。 　惚れた女だって、策略ひとつで俺のものだ。 　青年実業家、浜村は幼馴染の女性との婚約報告会を開いた。 　しかし婚約者の様子が、少…

ある日、翼は告白された。 翼の返事は 「ごめん、他に大切な人がいるから無理。付き合えない」 けれど翼は、その大切な人に告白される瞬間を見られていた――。

ゆあん様の自主企画『筆致は物語を超えるか【空に走る】』に参加させていただきます。 https://kakuyomu.jp/user_events/117735405491845…

高校にて教員を務める秋田葉太のクラスには、学内で随一の人気を誇る美貌の女生徒がいた。 春川桜子。 みなが思い思いに彼女の美貌を讃える中で、葉太は彼女にかつての恋人の面影を重ね…

自主企画「筆致は物語を超えるか」用掲示板 この作品は、同名の自主企画の情報をまとめると共に、総括を行う場です。 企画内容は下記をご覧下さい。 https://kakuyomu.…

美冬と秋人は仲のいい幼なじみ。 だが、ある秋の日、秋人の目の中に何かが入ってしまってから、秋人の態度は一変した。 美人で名高い雪野先輩とも付き合い始め、どんどん遠くへ行ってしまう…

自主企画参加作品。 美冬の元に、村に出入り禁止になった幼馴染、秋人が現れた。 自分の過去との邂逅。その時あなたは、間違わずにいられますか。 どうか皆様が、自分の心音が聞こえ…

「筆致は物語を超えるか」という企画に参加しまーす。 ガチエロ指定を貰ってたんですけど、ここそもそもカクヨムさんだし、書いてみたらちょっと雰囲気に合わないしで、申し訳ないんだけどち…

ゆあんさまの企画「筆致は物語を超えるか」二作目。 完結が期間内を40分ほど過ぎました。ごめんなさい。 真面目な企画参加はシリアス現代ドラマの一作目のこちらです。 https:…

ゆあん様の自主企画【筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱】参加作品となります。 村を出ていく男と村に残る女。

※ゆあん様の自主企画「筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱】」参加作品です。 ※フレーズ評価、コピペＯＫ。 　なお、プロットの詳細は下記をご覧ください。 https://kakuyo…

ゆあん様の企画参加作品です。初参加なのでなれないところが多いですがよろしくお願いします。 しんしんと降る雪の晩。 美冬の元に突然、疎遠になっていた幼馴染、秋人が訪れた。 …

6月28日　後半のストーリーを修正しました。1話完結なのは変わらずです。 6月13日　冒頭部分と、全体通して少し修正しました。どこを変えたか残しておきたくてそのままにしていま…

　雪の降る静かな夜、秋人は美冬のアパートを訪れる。彼とは幼馴染であり、恋人同士。しかし、美冬は身を引く。想いは募るのに彼女は彼とは関わらない。関わってはならない。そう固く決めた理…

【改稿いたしましたが、３話目を誤って削除してしまったので再掲いたしました。コメントしていただいた皆様、誠に申し訳ありません】 ゆあん様の自主企画『筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱…

　大切だからこそ、彼とは幼なじみのままでいたかった。壊れない関係でいたかった。だけどもう、この街に彼が帰ってくることはない。 ※おまけの秋人視点追加しました。約4,000文字（…

ずっとわかっていたんだ。小学生の時から仲が良くて、幼なじみ同然の美冬とは、いつか別れなければならない時が来るって。 人ではない俺は、これ以上美冬といてはいけないから、あの日をきっ…

雪の中、戦地に赴く父を見送る美冬は駅の乗降場にいた。そこで再会したのは美冬が避けていた男、秋人。出陣にたむけられた異能を目にした美冬は追憶する。 ゆあん様主催の自主企画『筆致…

ゆあんさんの自主企画、参加作品です。 改訂ver https://kakuyomu.jp/works/1177354054905770540

ゆあん様の自主企画『筆致は物語を越えるか【雪を溶く熱】』参加作品です。 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897933479 …

ゆあんさんの「筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱】」の参加作品です。 時代劇っぽいものができました。 指定プロットは しんしんと降る雪の晩。 美冬の元に突然、疎遠になってい…

カクヨムWeb小説短編賞2019中間選考突破！ 中村さんは勉強家で、色んなことに詳しい。相対性理論から占星術まで、さまざまな知識をつまみ食いしている。 今日の話題は欧州史。昔々…

自主企画参加用短編です。 この企画には初参加ですが、どうぞお手柔らかにお願いいたします。 ご指摘頂き、改訂しております。の後に、再加筆しております。 ちょっと、恋愛要素多め？

しんしんと降る雪の晩。 美冬の元に突然、疎遠になっていた幼馴染、秋人が訪れた。 秋人は地元を離れることを告げると、立ち去った。 翌朝、美冬は離れた所で秋人の旅立ちを見送る。 やが…

企画者さま、初参加にしてなにも自重しませんでした。美冬さんが暴走しました。 ごめんなさい。 苦情も受け付ける覚悟です。 ゆあん様の自主企画用「筆致は物語を超えるか」【雪を溶く熱…

ゆあんさんの自主企画『筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱】』参加させていただきました。 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897…

ゆあん様の自主企画『筆致は物語を超えるか』参加作品です。 しんしんと降る雪の晩。 美冬の元に突然、疎遠になっていた幼馴染、秋人が訪れた。 秋人は地元を離れることを告げると、立ち…

ゆあんさんの自主企画に参加させて頂きました。初参加ですが、よろしくお願いします。 ｢筆致は物語を超えるか｣

昭和の古き良き時代に紡がれる、純愛ラブストーリー。

大陸の冬は乾いた寒さ。雪は降るというよりも、空から地面に向かって真っすぐに落ちてくる。 極東の異国の港町で小さなカフェバーを開いているわたしの店に、不意に幼馴染の秋人がやってきた…

『筆致は物語を超えるか【雪を溶く熱】』参加作品です。 切ないお話を目指しました。