導入からずっと重い雰囲気の宇宙人が偵察機のことを気にしていて、グッと世界に引き込まれました。イニシャルで呼ばれる宇宙人の対話で進むのも、星新一作品ぽい。終盤までずっとシリアスな展開が続き、偵察機は生物のようなものであることまでは分かるのですが、まさか、アレとはね。意外でした。最後まで行きもう一度読み返すと、このシリアスさが笑えます。
宇宙のいずこかより訪れた、しがない宇宙人さん……まさかの蒼き星の生命に恐れを成す!?これは恐れられても当然です。地球の皆さん、ちょっと自重しましょう。短い中に笑えるネタ、ご馳走様でした。(いろんな意味で)
ネタバレと多方面から怒られそうだからこの辺で!!!!ニンゲンって怖い。ニンゲンって恐ろしい。そんな五分間でした。