鬼と人間のせつない別れの話でした。
とても切ない、でも美しい。読み終わったのち、そう思いました。世界の作り方が独創的で、既にあるプロットから作られたとは思えません。二人の恋人が思い、思われて、そして最後には。胸を締めつけられるような、美しいお話なんです。
結末は変わらない。けれど、それは本当になくなるのか。歳をとれない鬼と、先に歳をとっていく人間の物語は、衝撃的な展開で幕を閉じます。この先は、どうか本編を。最後まで読んだ時、きっとレビュータイトルの意味がわかると思います。
ゆあんさまの自主企画に参加されている作品です。……どこまで書いていいのでしょうか?とにかく、驚いたというのが正直なところでして。秋人目線で綴られていく物語。お互いを大切な、大好きな存在と思っていたふたりでしたが秋人には、美冬と別れなければならない理由があったのです。秋人の想いと、行動。それは、美冬の涙を見たくないから。それは優しくも残酷で。是非、ご一読くださいませ。
とても、とても、しあわせな気持ちです。読んでよかったと思える作品でしたし、また読みたいなと思える作品でした。素晴らしい作品をありがとうございます。感謝しています。
筆致企画参加作の短編。共通のプロットがあるのですが、本作の魅力は世界感!!人間の女の子と幼なじみになった鬼。この鬼も、まあカッコイイ鬼でして、色気もあるのですねぇ。疾走感のある展開に切ない、でも決意に満ちた力強さもあるラスト。とにかく味わってほしい作品です。おすすめ。
それは思いやりに満ちた愛の言葉。読めば読むほど泣ける切ないラブストーリー。是非読んで欲しい感動作。
旅立つ幼なじみを遠くから見送るという共通プロットから執筆する企画の参加作なのですが、こちらは非常に切ない物語に仕上げられています。ほんとうに切ない。けれど読後感はどこかあたたかい。主人公の決意。それぞれの想い。ぜひ読んでみてください。