微百合とかうそやーん(笑)表現や描写で濃厚ではないかもしれませんが、2000弱の文字で、しっかりと熱い恋愛模様が、ウィットに富んだ言葉で紡がれておりました。
対して、現実に則して思いの方を変えるのがケア。自分の思いが社会的に許容されがたいものだとしたら、どうだろう。諦めて自分の気持ちを殺し、周りに従う選択をするか。社会の意識を変えて行こうと立ち上がるか。この物語の二人はキュアを選んだ。みずから炎に手をかざすと決めた。心の奥底に隠された熱が、さらりと綴られた行間から溢れ出す。人生は一度きり。本音で生きよう。自分に素直でいよう。そう思わせてくれる深い物語だ。
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