「連作短編 ミステリー」を含む小説

秋葉千晴はとある祓い屋の事務所に勤める大学生アルバイトだ。 会計仕事をする傍らで事務仕事をこなし、事務所の留守番をしながら、依頼人が持ってきた謎を興味本位で解き明かしていく。 オ…

被写体として選んだのは、閉鎖された鳥類園だった。一枚の白い羽を撮影した直後、施設の元職員・中島恵子が死体で発見される。

　自動車産業の盛んな日本有数の工業都市、栗栖市。 　その華やかな主要中心部から寂れに寂れた南部にかけての一帯を占める街、帝苑町。 　そんな煌びやかな鉄とうらぶれた鉄で構成された…

日々変わるトレンドワードを題材に、多彩なジャンルの物語を紡いでいます。ファンタジーやミステリー、コメディなど、その日の話題と結びつく意外な展開をお楽しみください。毎日更新で新しい…

「ごめんね。日本に妖怪を持ち込んだの、僕なんだ」 月代もなければ髷すら結わない、やけに綺羅綺羅しい美男は、俺にそう言った──。 『あやかし』×『ブロマンス』×ちょっと『お料理…

以前にそれぞれ個別に掲載していた【霊媒師ミユキの事件簿】を連作短編集として、再掲載します。ミユキと相棒のクロウが、動物霊や妖が絡んだ事件を解決していく、ファンタジーとミステリーが…

得体のしれない社会不適合女のホラー作家鬼村とその担当の不憫な一口が、日常の中に潜む何かと不意に同じ空間に存在してしまう瞬間のお話 アルファポリスにて、第6回ホラー・ミステリー小…

遊神来夏（ゆがみ・らいか）。 彼女の素性を知る者はいない──。 獣に獣道があるように、人間にも人の道がある。 けれど来夏は人の姿でありながら、あやかしの道を飄々と歩む。 その轍…

「司霊者」とは、現代日本において陰陽道をはじめとする、各種呪術を修得した霊能者全般の呼称だ。 緋河聖純は、代々司霊者を輩出する名門「緋河家」に生まれ、彼自身もまた「立派で正しい司…

【カクヨムコン10参加】 【全12万文字、ライト文芸、ほっこり＋感動】 灯りの魔法使い「メイナ」＆灰の魔法使い「リティ」のふたりが、『氷の年』に滅んだ世界で北の聖地を目指す、文…

　 　観光好きで放浪癖のある青年・永久天満は、なぜか行く先々で怪奇現象に悩まされている人々と出会う。 　しかしそれは三百年前から定められた必然だった。 　怪異の謎を解き明かし、…

彗梨は戸惑っていた。尾鷲恢のストレートな愛情表現に。 尾鷲は逢いに来る口実として奇妙な事件の話を聞きつけてくるが、人付き合いの苦手な彗梨には事件の真相解明よりも恋愛の方が難しくて…

　歌ヶ江（うたがえ）トキヲ、二十四歳。百九十一センチの長身と、青みがかった銀髪に灰色の目を持ち、すれ違う誰もが振り返って二度見するほどの美青年。 　――なのだが、本人は目立つ容姿…

平成15年度私立霞ヶ丘小学校卒業生一同。 これは、後に『最悪の世代』『町の疫病神』『呪われた子供たち』『悪魔の子ら』とまで呼ばれるようになった俺たちの記録である。

息子・青磁が死んでから三回目の夏がきた。「私が青磁を殺したのではないか」妄執にとらわれていた陶子のもとに一本の電話がかかかってくる。それは青磁の中学の同級生を名乗る女、アイカワ…

彩樫（アヤカシ）高等学校には一風変わった部活がある。 その名も「お悩み相談部」。 真っ直ぐなカイと少し捻くれてるサトル。 そんなふたりを明るくまとめるジンゴ。 彼らは今日も生徒た…

※スピッツファンにしかわからない小ネタを作中のあちこちに仕込んでいます。 ＜主な登場人物＞ 守山（ぼく） ・星とスピッツ（ロックバンド）が好きな男子高校生。 ・二年生に進級して…

　オカルトマニアの女子高生”ぼく”は学園一の頭脳を持つ陰キャの”先輩”とともに様々な都市伝説に挑む”謎解き活動”を行っている。飛び込んでくる依頼は、聴こえるはずのない「母の呼び声…

【「お化け」も「妖怪」も、本当はいないんだ――そういうことにしておこう】 ※現在、エピソードを非公開としております（アルファポリス様規定により）。 市立「鎌倉西小学校」には…

『異世界探偵社クワツ』の社長兼探偵、オリトは、全世界一のポンコツおじさん。 　電子レンジも使えないオリトと、オリトを世話する天才のヤン少年と、かわいい犬のフヨル――そんな凸凹ト…