タイトル通り、オカルトマニアな「ぼく」と陰キャオタクな「先輩」のラブコメでホラーな話です。
物語はすこし(?)オカルト好きだけど一般人目線の「ぼく」の視点で展開され、一歩引いた冷静な「先輩」とのやり取りで都市伝説の謎を解いていく、という形になります。
「先輩」に対する「ぼく」の態度はまさにラブコメで、その掛け合いはほのぼの……と言うよりは漫才めいたものもあり、またドキマギするようなものでもあります。
二人の活躍と推理で無事に事件は解決。これでひと段落。○○なんてなかったんだ……。なんて流れの後で訪れる<オチ>も、この小説のエッセンス。ジャンルがホラーであることを思い出させてくれます。
一般人×名探偵(オタク)のコンビが織りなすホラーラブコメ。ホラーが怖くて敬遠している人にも読める作品となっていますので、興味があればどうぞ。