「聞こえない 恋愛」を含む小説

　俺、山神柚希（やまがみゆずき）は中喜多高校一年生。 　中学からの友達松本亮（まつもとりょう）と学校の帰り道、学校の近くにある神社の方から女の子の悲鳴が聞こえて来た。 　急いで亮…

２００５年　平成１７年。ある夏祭りの日。小さなボロいお社でお参りをした時、彼女は名前を失った。■■■■。彼女の名前は己の口からも、他者の口からも自分の名前は聞こえなかった。やがて…

主人公であるフリーターの中路悠介（なかじゆうすけ）はコンビニでバイトをしながら平凡な日々を送っていた。 彼の唯一の趣味は大手Vtuber事務所に所属している癒し系アイドルVtub…

もう、うんざりだ。 そこに私の意思なんてなくて。 発狂して叫ぶ姉に見向きもしないで、私は家を出る。 貴女に悪意がないのは十分理解しているが、受け取る私は不愉快で仕方なかった。 …

突然の豪雨に復旧の目途が立たない電車。 途方にくれていた俺の前に現れたのは、クラスメイトでもない学校一の美少女。 半ば強引に一人暮らしの彼女の部屋に泊まらされ、目を開けると鳥のさ…

【第2巻発売決定！】2月20日発売予定 魔王倒した。世界救った。やることがねぇ。 引退し、片田舎の町で子ども達と遊びながらスローライフを過ごす勇者は、完全に人生の目標を見失って…

三十二歳の兼業主婦、泉藍華（いずみらんか）は結婚六年目。 けれど、もう四年も夫とセックスレスだった。 仲が悪いわけではない。ただ身体を重ねないだけ。 レスや家事の負担など多少の不…

「あ、あ～、聞こえますか？」 あの日、私はあの人の声で恋に落ちた。 （やばい……この人の声、好きだ……） ドキッ……ドキッ…… 心臓の音が大きくなってくるのを確かに感じた…

幼なじみである湊那兎の家に泊まった夜、私の隣で哀切な水音がした。 吐息混じりに聞こえてくるその音に、私はドキドキしながら寝たフリをし続けた。 それから三年が経って、またいつも通り…

普段滅多にない、土曜出勤日。 佐伯柊は仕事へ向かう。 家には結婚を前提に付き合っている彼女がいる。もちろん親には挨拶済み。 自分の中では結婚秒読みと思っていたのだが……。 いつも…

この物語の時代背景は昭和……。 主人公の新作は春の入学式も終わり、高校生活にも少しなれた頃の、春の終わり。 二階の自身の部屋で、進学に向けて自習勉強中の頭の余り賢くない主人公山…

無限に魔力を生成できるが、魔法が一切使えない魔法使いの少年――フリッツ。 魔力タンクと陰で蔑まれつつも、オンリーワンの性能を駆使し冒険者として生きていた。 そんなある日、辺境に…

学祭で撮られた写真をきっかけに、ストーカーに遭う女子高生の悠里。 イタズラ電話に盗撮、卑猥な手紙、ついには拉致されてしまう。 恐怖に泣き叫ぶ彼女を救ったのは、近隣の男子高生 剛士…

夜、窓を開けて本を読んでいると、外から一年前に亡くなった恋人の声が聞こえてきた。 彼は家に入れてくれと言う。 比較的純愛のつもりで書いています。が、途中くらいまで恋愛の話じゃな…

ヴァンパイアを先祖に持つ男と周りの者の心の声が聞こえてしまう引きこもり令嬢のお話。

「……ねえ、知ってる。 七夕に知り合った恋人って、絶対にうまく行くんだって。」 後ろから聞こえた高校生ぐらいの女の子の声に、苦笑した。 恋人、と呼べる存在のいない彼には、全く関…

官能小説っぽいところを直すようにご指摘いただいたのですが、直しよう長かったのでそれっぽいところはカットしてあります。すみません。 14歳の夏に出会った、赤い髪をポニーテールにし…

小さいときから、耳が不自由な男子高校生。 補聴器がないと何も聞こえない。 高校に入って知り合った同じクラスの女の子、ナミ。 ナミの声は補聴器がなくても、はっきりと聞こえた。

　ある日、主人公の下駄箱に手紙が入っており、書かれている場所に向かうと、そこにはクラスのマドンナ的な美少女の姿が。内心ドキドキの主人公が向かうと美少女は言いずらそうに口を開閉して…

『今日も変わらず不細工だな、不幸だな……』 婚約者といつものお茶会をしている侯爵令嬢のアイリスは、突然自分を蔑む婚約者の声が頭の中に聞こえてきた。 話している言葉とは全くの正反…