「人と妖」を含む小説

一歩外に出れば障気にあたり魑魅魍魎に出くわす島国 高天原ー日ノ本には唯一時を操れ、千年を生きる陰陽師『時読みの白夜』がいた。 彼は嘗ては五行陰陽術師のうち一行も使用できない無能…

駆け出しの青年退魔師である玖堂冬夜（くどうとうや）は、今日も相棒の逢坂志季（おうさかしき）と共に幻妖と戦っている。 ……が、退魔師協会のおっさんたちに『ヘタレ』とからかわれてい…

人には見えない"妖"が見える少女、入舸沙月。 周囲の妖達は、沙月の事を「入舸の妖絵描き」「入舸の百鬼夜行」と呼び慕っていた。 沙月の家は、代々"妖"と暮らし、"妖"と"人"の境…

妖狩りを生業にする桂花宮家で生まれ、先祖返りの生力(しょうりょく)を宿す千里は、ある日二人の存在に突然口付けをされる。 ❇️一人は、通称『鴉』と呼ばれる半不死の妖。彼は千里に忘…

【第一部】 　現代の日本で妖は知識として残され、娯楽商品としての進化も遂げている。 　しかし、妖も人間の文明と共に進化し、人に姿は見えずとも、紛れるように暮らしていた。 　そして…

「申し訳ない。その婚約、なかったことにはしていただけませんか」 東の端の島国が、世界に港を開いて云十年。 その島国のさらに端っこで、春、ひとりの娘が婚約破棄を告げられていた。 …

　悪さの挙句に大怪我をしてリハビリ通院中の男。 　病院の美術館で発見した御宝を盗もうとするが、間違って異世界へ閉じこめられてしまう。 　そこへ、異世界への引き込みを仕掛けた男達が…

　人と妖が共に暮らす瑞穂国。未だ、神の残滓が根強く抱かれる時代。 　高等学校で起きたある事件後、退学処分となった少年・漆宮燈真。彼はその日暮らしの日々を送っていたが、ある日父か…

　平安の世から千年の時を超え現代へ、囲碁をこよなく愛する少年、鷺若丸(さぎわかまる)が迷い込んだ。 　伊那高囲碁部、唯一の部員、桜谷敷(さくらやしき)ステラに助けられた彼は、恩…

ぼくは今年26歳、塾の講師をしつつ《始末屋》として生活している。 ぼくの大切な大切なパートナーは薫子さんといって、恋人だったりする。 彼女はとても美しく、ふわふわの尻尾が生えてい…

事件の黒幕は人か妖か。 エクソシストはいったい何と対峙することになるのか...

人、鬼、妖。 様々なものが住む珂国には、彼らを脅かすモノも在る。 そうしたモノと対峙し、処分するのが『始末屋』。 そんな始末屋を生業とする、百という女がいた。

人と妖が共に生きている真朱国。 “雪月花”という煮売り屋を父と営む小夜は、ある日店の用心棒として雇われた一徹と出会う。雲のように掴めない彼に小夜の心はだんだんと惹かれていく。 だ…

なぜか家族で一人だけ霊感を持って生まれた大学一年生の夏紀戒。彼は大学に入ってから、街中で不思議な出会いをした。 一つ年下の高校三年生、彗月綾斗。彼との出会いが、戒の人生を大きく変…

全14話（prologue+13話）・2/15完結 【あらすじ・ネタバレあり】 万病を治すと期待されていたAHT細胞の治験が失敗し、被験者の少女・葵が失踪した。研究者の少年・凉…

　花街の自警団に所属する少女、志乃は妖雛(ようすう)――人間でありながら、妖怪でもある希少な存在。人外由来の能力を持つが、それ故に人と同じ場所にいることができなくなる彼ら彼女らは…

妖がいなくなったとされている国、青蘭。 かつて妖と人は共存していたが、やがて人による妖への差別が始まり妖は人に隠れて生活をするようになる。 いつしか妖は次第に減っていき、今の妖の…

【あらすじ】 　ティナが憧れているミリア公爵家のご令嬢ウルファ姫が転入してきた。浮かれていたティナだったが、選択授業で教室を離れている隙に、彼女達の机の上にネズミなど小動物の死骸…

ロボット博士の橘千里は、二足歩行研究に行き詰まっていた。ある時、彼の前に奇妙な遺物《靴》を持った男・東雲高裕が接触して来る。その《靴》どんなに傾けてもバランスを保つ奇妙な物であっ…

　遥か昔、人も妖怪も同じくこの現世で暮らしていた。 　しかし、度重なる妖怪による人間捕食と、それに対抗する人間の妖怪退治が相続き、互いの種族の存亡をかけた血で血を洗う抗争は日を追…