「KAC20212」を含む小説

今一度、祖父の話をしよう ※祖父の常日頃から話していた武勇伝的な何かから着想を得て書きました。だいたい本当で、ちょっとしたところは嘘です。

すべてをつぎ込んだつもりだ、すべてを捧げたはずだ。なぁ、それなのにどうして――

伝令兵フェイディビデスは茫然としていた。 指揮官が一刻も早く、この勝利を我が都市に伝えろと言うのだ。 全力で戦い、補給もできていない身で走ればどうなるのか、全員が理解していた。 …

KAC20212参加作品。 タイトル通りです。あんまり楽しくはないエッセイ。エッセイと呼んでいいものかどうか。ただ、備忘録のようなものです。とはいえ、あのときの記憶はあまり薄れな…

玲はその体質と自分の趣味から、夜に走ることを続けていた。そして、彼に出会う。

特殊金属のアーマー。心の底からの超能力。二つを操る頭脳と度胸。その全てを以て、夜空を駆ける者がいる。

刑事ドラマに憧れて警察官を目指したという甘粕亜紀。 ガンアクションがウリのドラマを見て警察に憧れたという間違った方向から入った彼女の、幼少期の奇行について。

親友であり陸上仲間である彼に抱いていたのは、恋にすら似た切実な感情。 片想いを終わらせるべく、一度も勝てなかった彼へと挑む、中学最後の短距離走。

　ある朝、老婆が公園でジョギングしていると、女の子から話しかけられた。 　そして深夜、高速道路で、車を運転中の男性は、一台の車から執拗に付きまとわれていた。 　KAC20212…

毎朝、好きな人と挨拶するためだけにジョギングしている。 でも、素敵な人にはやっぱり好きな人がいたらしい。 失恋しても、やっぱり会いたいし、約束は守りたい。 だから俺は毎朝走ってい…

KAC2021 2回目お題「走る」参加作 その２ 過去の失敗で鬱屈した生活を送る中学教師の針巣は強面で生徒から距離を置かれています。教え子の佐藤丁亜那とはひょんなことから親しく…

少年時代、国費留学生になって唐に行くことになった新羅人・崔致遠。才気あふれる彼の人生は果たして幸福だったのでしょうか。

トラックドライバー、ジョギングおばちゃん、犬、格闘家が合わさると、 走らなくなる。

高校3年生の「僕」は陸上部として最後の試合に臨む。 100メートルという短い距離の中で、誰よりも活躍し誰よりも速かった「僕」はこの引退試合で何を思うのか。

新しい通勤コースを開発したんだけど、このコースは間違いだった。

ネコのヒナタは子供に狩りを教える為に、脱走を決意する――

告白したいのに、あいつは空港に。 「なんで何も言わずに行くのよ」 はたして告白は出来るのか

町内会のミニ駅伝。 自分の順位は忘れてしまったが、確か自分より2つ順位が下なのがEさんだったことは覚えている。 すると、どこからともなく、強面のオジサンが僕の元に駆け寄ってきた…