金、時間、労力――あらゆるものを費やし、犠牲にして走り続けた俺。その結果に手に入れたもの、そして見つけたものとは――。読んでみると意外とコメディでした、という作品。『上』の人たちのリアルを垣間見たようで、むしろ感心します。そこまでするのか。まあだからこそ、どこまででも目的のもの目指して突っ走れるのですね。泥沼に道などないと、誰が決めた?