和成ソウイチ@書籍発売中

鍛え上げた筋肉が自慢の主人公。彼の趣味は、意外にも読書だ。最近見つけた古本屋が気に入って、足繁く通っている。その理由は――。 筋肉自慢、運動ができて鍛えるのも好き、武道もたしなむ…続きを読む

星空の下、山道を進むひとりの少女。変わってしまった世界から逃れるように、ひたすら歩みを進めた先で出会ったものとは――。 序盤の絶望感が強く伝わってきました。 夜空の景色は変わらな…続きを読む

ひとりの本屋が訪れた、破壊された洞窟。そこは唯一の同業者が紙殲部隊によって殺された場所だった。墓標代わりにした冊子に、本屋は思いをはせる。 思想統制でしょうか。本が存在を許されな…続きを読む

就職活動中に不幸な死を遂げた主人公。そんな彼へ、「転生先と転生時特典を自由に選べる」という救済措置が与えられることになった。選択までの一週間、主人公は「今度こそ輝かしい人生を送るん…続きを読む

『アイドル化計画』の名のもと、全国各地から集められた何百人という女性たち。 そんじょそこらのアイドルと決定的に違うのは、彼女らがさまざまな特徴を持つ『妖怪』だということ――そして全…続きを読む

同棲カップルの矢萩と夜宵。彼らはドラッグストアへ『あるモノ』を買いに来た。 墓場まで一緒に居たいとピュアな想いを持つ矢萩は、恋人の一言一言に動揺してしまい――。 ジャンルならでは…続きを読む

高校3年。陸上部として最後の試合に臨む主人公。 これまで彼はトラック上の主役だった。今日もまたそうなるだろうと心躍らせていたが――。 ランナーの心情と同時に、ゴール後に待っていた…続きを読む

子どものころ、刑事ドラマにハマり、警察に憧れた亜紀。 なにごとも形からとはいうけれど、彼女の場合、その『形』がまずかった。 テンポよく進む描写が心地良いです。最後の男性との会話も…続きを読む

金、時間、労力――あらゆるものを費やし、犠牲にして走り続けた俺。 その結果に手に入れたもの、そして見つけたものとは――。 読んでみると意外とコメディでした、という作品。 『上』の…続きを読む

夜の街を歩くのが趣味の私。 この日も気持ちよく歩いていたら、後ろからずっと誰かが追いかけてくる。そして私は――逃げ切れなかった。 足音によって臨場感と恐怖感を演出しているのが上手…続きを読む

ヤクザの下っ端が組の金を使い込んだ上に兄貴分を殺した。 「死ぬ覚悟はできてる」と言い張る彼に、組長が差し出したものは――。 ダークなお話ですが、文章がすっきりまとまっているので読…続きを読む

体育祭当日。運動部陽キャ連中を横目にポーカーに興じる俺たちテーブルゲーム部。 会話の流れで、それぞれが参加する種目を披露し合ったが、どうやら俺の選択には皆「やめとけ」と思ってようで…続きを読む

新居を探すカップル。ふたりの交際は大学の図書館で始まった。 付き合ってみると結構好みが違う。けど僕は彼女の姿に直観する。ふたりの将来を――。 ほんわか、まるで作中に出てくる日だま…続きを読む

原稿に行き詰まっていた主人公。 馴染みのバーで白紙と格闘していると、豪胆な美女がやってきた。 意気投合してつい吐いてしまった弱音に対し、彼女は――。 人間の心理と景色を文字で描き…続きを読む

いつも僕の後ろをついてくる妹。当時はそれを面倒だと思っていた。 だから母に誘われ３人でランニングに出たとき、つい振り切ってしまったのだが―― うろたえる僕（兄）の様子がうまく描か…続きを読む

世界中を飛び回って仕事をしている父が、久しぶりに休みで帰ってくる。 本を読んでもらう、トランプ、そしてケーキ作り……どんな風に過ごすかウキウキしながら考えていた姉だったが――。 …続きを読む

なぜ外に出られないのだろう――ずっと疑問に思ってきたわたし。 やがてわたしは大人になり、次の子どもたちに『雨』のことを伝えていく。いつか来る、『雨』が上がった日のために。 書き慣…続きを読む

死にかけのところをひとりの男性に救われた主人公。 彼と穏やかで幸せなひとときを過ごすが、ある日、帰宅するなり泣き崩れる主を見る――。 この題材、書き手によっていろんな雰囲気になる…続きを読む

ある日、子爵家の養女として迎え入れられた主人公。 庶民上がりのスレた感覚とたくましさを持って、華々しい貴族の学校に進むが――。 自分の欲望に正直な主人公はいっそ清々しいですね。 …続きを読む

自分だけの時間。自分だけの空間。引きこもり万歳。 なのに、その聖域を侵しに来る者がいる。ヤツは魔王――のような幼馴染。 こういう表現が正しいのかわかりませんが、ほのぼのしてるなあ…続きを読む

朝起きて、ご飯食べて、日向ぼっこして、昼寝して。 同居人にいつもぶつくさ文句を言いながら、やっぱり側を離れない。そんな子。そんな暮らし。 まあ、控え目に言っても『癒し』ですよね。…続きを読む

新型コロナによっておうち時間が増えた作者。けれど、外に出て思いっきり楽しめない時間がストレスで、無為に感じる。 そのときふと、発想を変えてみることを思いつく――。 おそらくこの１…続きを読む

今日も始まる『電車』の旅。 目にする景色はいつもの世界。だけど輝く楽しい世界。 おそらく小さな男の子視点だと思いますが、その子から見た家の中の光景、出来事をひとつひとつ追っていま…続きを読む

緊急事態宣言によって大学に通えなくなった兄。 いつも家にいる彼が何とかして家事の量を減らせないかと考えた結果が、「パンツをはかない」であった――。 台詞のやり取りが心地良いです。…続きを読む

去年の春から在宅ワークをしている主人公の楽しみは、本日のコーヒーをチョイスすること。 今日も朝からウキウキでコーヒーの準備をしていると、学生時代の初恋相手から「オンラインコーヒータ…続きを読む

体質的に身体の弱い主人公は、家族の反対を押して外に出る。 「家にいること」その閉塞感から逃れるように――。 なんとも言葉にしづらい主人公の感情を、そのまま文章で表したように感じま…続きを読む

日課の皇居ランニング。いつも見る先輩ランナーとの世間話。 だけど、何かがおかしい。変なのは私？　それとも――。 会話メインの穏やかな筆致。その中に、昨今の光景に対する風刺があるよ…続きを読む

たったひとり部屋で過ごし続ける少年に、世話係のロボットが世界を投影する。 彼が夢見るのはユートピア。ロボットが誘うのはディストピア。 しっかりとした筆致で、淡々と描かれているから…続きを読む

ハンバーガーにポテト、そしてダッツ様！ 「大好きなもの」に囲まれて幸せ――それが金曜日の夜。 飯テロ上等って感じで、読んでたらお腹が鳴りました。 晩ご飯食べる前に読むんじゃなかっ…続きを読む

可憐な姫（悪役令嬢）をずっと側で支える主人公。 彼は決して裏切らないだろう。そこに百合がある限り――。 Web小説らしい読みやすい文章。 主人公の忠誠心（性癖）は本文中の一文でよ…続きを読む

彼から送られてきた２年前の写真。 楽しかった福山での思い出は、今日この日に続いていた。 写真とともに当時の状況をひとつひとつ拾っていくスタイルの文章。 きっとふたりは幸せな日常を…続きを読む

彼女のかわいいところをいっぱい知っている彼氏君。 ただ、彼が一番好きなところはというと――。 すっきりと読みやすい文章で書かれたラブコメ。 途中まで「いいヤツだなあ」と思っていた…続きを読む

舞台は架空の植民地。人間の他にさまざまな亜人が普通に暮らす中で、主人公フランソア中尉は田舎と前線を往復するうだつの上がらない生活をしていた。だがあるとき、妖精を捕獲して一攫千金を狙…続きを読む

閉鎖的な村で、その容姿ゆえに差別されていた少年が、ある魔族の手によって１０年もの間眠らされた後、成長した義弟妹と再会するというストーリー。 長い時間隔絶された主人公が、故郷に帰還…続きを読む

人間界、亜人界、妖精界が「異次元門」で繋がる世界。諍い合うそれぞれの世界の平穏を目指す主人公たちが、異次元門を自由に発生させる力を持った少女と出会うというストーリー。 多くの登場…続きを読む

今もなお様々な異世界へ召喚され続ける男子高校生。彼の実家（日本）で一緒に暮らす異世界の吸血鬼少女。そんな二人が、５７回目に召喚された世界を行く物語。 文の流れがスムーズで、力のあ…続きを読む