思わず笑っちまったよ。パンツを履くのを止めると宣言する兄とそれに振り回される妹の悲哀。といっても暗い雰囲気ではなく、家族とのやりとりも終始なごやかで読んでて思わずニヤニヤしてしまう。そしてそれは、兄本人視点でなく妹視点で描かれているからこそ際立つ!まさに珠玉。日常のコメディ的ひとコマを見事に切り抜いている良作。
緊急事態宣言によって大学に通えなくなった兄。いつも家にいる彼が何とかして家事の量を減らせないかと考えた結果が、「パンツをはかない」であった――。台詞のやり取りが心地良いです。特に『不時着どころか空中分解してるじゃん』はツボでした。兄と同感。いちおう、はかないのはパンツだけで、外に出るときは自重しているようです。パンツってそういうものだっけ?それにしても妹ちゃん、いい子だね。