ある日、子爵家の養女として迎え入れられた主人公。庶民上がりのスレた感覚とたくましさを持って、華々しい貴族の学校に進むが――。自分の欲望に正直な主人公はいっそ清々しいですね。表と裏の顔を見事に使い分けています。こういう人材が、権謀術数渦巻く王宮の主になるんだろうなあ。さあ覚悟せよ王妃。私はあなたに成り代わる。