「秋 夜」を含む小説

その夜、少女はナイトドレスに着替えたまま森の奥へと身を運んだ。 ※2023年4月17日に改稿版を公開しました。そちらの方を読んでくれると幸いです。一応、旧作の方は残しておきます…

派遣社員として平凡な日常を送っていた雪村秋。夏の夜、彼女と行ったお祭りで呑み過ぎ、林の中にあった大きな岩に嘔吐してしまう。 なんの変哲もないただの岩。しかし、それはもともと神様の…

月の光を浴びながら一人で歩くことが大好きです。いろんな過去に出会えるから。

大学で、民族学ゼミを持つ、老教授は人気もの。 ダイダラボッチ踊りでYoutubeに紹介されるほどだ。 学生たちは、そんな彼女をボッチ教授と呼ぶ。 武蔵野の外れで老猫と暮らす教…

　以前にタクシーの運転手をすこしだけしていたのですが、その時のお客さんから教えてもらったんです。いまと同じような秋と冬の境目にあるような時期の、いまみたいな外が真っ暗になって街灯…

「――漫画やアニメのヒロインみたいだ」 我慢と努力を重ねた私がそう呼ばれているのに気づいたのは、高校一年生の秋だった。 その言葉は私を、気づかないうちに縛り付けていた。 そし…

pixivのコンテストに投稿させて頂いていたBLです。落選だったので、シェアさせて頂きます。 ＊＊＊ 高校三年生の夏。ある雨の日。 親友に彼女が出来た。 その日、おれは自分の…

これはアズールレーンの友達に許可をもらって製作しました。 自己満作品なので暖かい目で見て貰えると嬉しいです といぷす　 大艦隊【対セイレーン遊撃艦隊】の副指令。 メンバーの中で…

五年前、幼なじみの百五百秋が電車に轢かれ死亡する。 主人公の星夜一縷は、百五百秋に惹かれており、その事件がきっかけで電車に乗れなくなってしまう。 「いっちゃん、何十年経っても…

秋の夜の海で人助けを機にを知り合った青年と娘が再び会うまでのお話

拙作「白き鎧　黒き鎧」と「秋暮れて」をお読みのかた向け。ＢＬシリーズですのでご注意を。 大学生になった佐竹と内藤。佐竹のマンションでともに暮らしている二人だったが、休日を前に佐竹…

世は戦国時代末。弱き者は顧みられぬ。　 百姓は命が下れば武器を手に取り、足軽として戦地に駆り出される。 老人も鉄砲を持ち、女も戦のために働く。　 長い秋の夜……。

　運動会を翌日に控えた秋の日の夜。 　明日は雨になればいいな、とてるてる坊主を逆さに吊るす彼であったが……？ 　初恋を数年単位でこじらせ続ける主人公と、運動神経抜群、明朗快活な彼…

内気だけど強がりな月夜と、スポーツ万能なイケメン女子・秋との出会い。月夜の視点にスポットを当てて、友人が出来たり恋をしたり、成長していく物語です。 性描写ありのレイティングをつけ…

この夏だけは、そのまま終わってしまう、と思っていた。実際、夏の終わりの一日が来るまでは、どこまでも、何もない夏休みが地続きの秋を誘っていた。 去年の夏頃に、「８月３１日の夜」と…

高校3年、大学受験を控えた秋。 学年3位以内を常にキープし続ける勉強だけが取り柄のオレ、三崎直人の生活は、受験勉強以外は全て排除したストイックな毎日だ。もちろん高校生活にだってム…

銀文鳥さん企画の秋の短編・掌編講評会に参加させていただき、お題「透明」で書いたときのものです。 祭りの夜、迷い込んだ見世物小屋で興行師の男が語る目玉商人「透明女」の話。

仕事を辞めて“俺”が夜勤スタッフになった安い老人ホームの二〇一号室には、悪魔がいる。 老人は真夜中だけ美しい若者の姿になり、「女の命を吸ってずっと生きてきた」と語る。 ひとりの女…