概要
私は女の命を吸って生きている、と夜だけ若い悪魔に変わる老人は言った––
仕事を辞めて“俺”が夜勤スタッフになった安い老人ホームの二〇一号室には、悪魔がいる。
老人は真夜中だけ美しい若者の姿になり、「女の命を吸ってずっと生きてきた」と語る。
ひとりの女を堕とせなかった日から老いが始まり、もう永くはないと個室の窓から向かいのダンス教室を眺める男は“俺”の幻覚か、孤独な老人の妄言か、それとも本物の悪魔なのか––––
2019年秋の文フリ東京で合同誌に掲載された原稿の無料公開です。
疲れた介護士と悪魔か幻覚かわからない爺いのB(婆さんを巡る)L(ラブと殺意の何かしら)です。
老人は真夜中だけ美しい若者の姿になり、「女の命を吸ってずっと生きてきた」と語る。
ひとりの女を堕とせなかった日から老いが始まり、もう永くはないと個室の窓から向かいのダンス教室を眺める男は“俺”の幻覚か、孤独な老人の妄言か、それとも本物の悪魔なのか––––
2019年秋の文フリ東京で合同誌に掲載された原稿の無料公開です。
疲れた介護士と悪魔か幻覚かわからない爺いのB(婆さんを巡る)L(ラブと殺意の何かしら)です。
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