「文通」を含む小説

人類が滅びたあとの地球で、ただ一人生き残っている男。 気が狂うほどの孤独に耐え続ける日々の中で、男が見つけたのは月面通信ポッドだった。これがあれば月面基地との間で小型の物品をやり…

前に投稿した『出張先で少年の頃の文通を思い出す所から始まる話』と同じモチーフで、筋を変更した小説です。

ホラーともミステリーとも取れる、正直に告白するとちょっと中途半端な短篇小説です。

羽瀬川紗奈のもとに深夜に届いた一通のメール。謎めいたタイトル、本文なしのそれにはテキストファイルが添付されていた。 迷惑メールを疑うが、紗奈はアドレスに引っ掛かりを覚え、添付フ…

海の近くで憧れの大学生を始めて11ヶ月。私は、自分が作り上げた今まで通りの平凡な大学生活にどこか飽き飽きしていた。そんな時、ひょんなことから始まった文通で、運命の出逢いを果たす。…

クラスメイト九条愛に思いを寄せる津森祐樹は、手紙で恋愛相談をすると的確なアドバイスをくれる『恋愛神様』こと、親友の吉松に一筆したためる。男性が苦手な九条愛も、ある日のクラスメイト…

今でも、文通って生き残っているんでしょうか？　時間はかかりますが、便箋や封筒を選んだり、手紙が届いているかワクワクしたり、いいものですよ。 真鈴と彩香、二人のやりとりをお届けしま…

1970年。田舎の農村に住む青年、村雨耕一郎は遠い異国の少年、サンディと文通をしている。その交流は平凡から切り離されたような感覚があった。 サンディが話す「雨の日に舞う少女」が楽…

革命から数年、王制から共和制に変わった某国。相変わらず処刑人を営んでいた『首切り男』の前に現れた山羊面の男は、さる貴人との文通をするよう依頼してきた。 貴人との手紙での交流で、疑…

幼馴染みのユリちゃんからエアメールが届いた。ユリちゃんのことはほとんど覚えていないが、手紙の内容によると相変わらずお転婆でかわいい女の子だ。 ――と、思っていた。うちの猫「リリ…

浪人生と少年の交流を描いた『Balloon』の続編にあたる短編集。 3浪を経て医学部に合格した悠哉は、初めて暮らす土地で医師への一歩を踏み出した。 出会いと別れ、いろいろな経験を…

　いつもの通学路にぽつんと立つ古びた郵便ポスト。 　そのポストは思い出をつなぐもの。 　けれど、ポストはある日撤去されることに。 　止まっていた二人の関係がようやく動き始めた。 …

365日、毎日続ける。 私が綴る日記のような、未来図のような。 私が残すto do noteのような、 私に遺す懺悔の言葉のような。 日替わり文通みたいな。 そんな、私だけに届け…

おとぎ話に似た、けれど日常の中にありふれた恋の連作短編集。 第1話　『マロウブルーの効能』 「お名前を伺ってもよろしいでしょうか？」 カフェで働く莉亜は、文通相手の有紀に励ま…

医学部受験に失敗し続け、ついに3浪目に突入した佐々木悠哉。 彼の暮らすアパートの玄関に、ある日手紙付きの風船が落ちていた。 送り主はとある田舎町の小学生で……？

昨今、情報共有ツールとして、スマートフォンやパソコン、インターネットが普及しています。 そんな画面と向き合う毎日、疲れていませんか？ 文字を書き、文面から相手の表情を思い浮かべた…

茜色の教室で、君は静かに泣いていた。文通相手の死を悼んでいたのだ。その泣き顔に魅せられた僕は君に興味を持ちはじめるが、やがて涙の裏に隠された重大な秘密を知ることになり…… 高校…

　作曲家で大学生のタスクには想いを寄せる大学生の文通相手がいる。しかし相手の顔を知らない。タスクは大学卒業と同時に上京し個人事務所を開設する。更にガールズバンドのプロデューサー就…

『猫月駅』という駅を御存知だろうか。三毛猫が一匹しかいない無人駅の待合室には、不思議な箱が置かれていた。 『見えないあなたへ〜手紙を書きませんか？～』

忙しくも、充実した日々を送っていた主人公・カケル。 いつもと同じ日常に、少し刺激を求めながらも満員電車にもまれて出勤する日々を送っている。 ■□■□ 田舎生まれ、田舎育ちの…