「怖くないけどホラー」を含む小説

陰気な雰囲気で、黒縁メガネをかけた女性社員。 彼女はクロコと呼ばれている。 まるで魔女のような風貌さながら、彼女には噂があった。 「彼女の黒い一面を見た者は、やせ細り魂を抜…

仕事終わり、私は真っ暗な町の中を歩いて帰っていたけれど、ふと背後に気配を感じた。 その時ふと思い出したのが、幼い頃にお婆ちゃんから聞いた、妖怪送り犬のお話。 もしも気配が気にな…

桃、美味しいよね いくらでも食べれちゃうよね

自主企画『企画用新規書き下ろし　「森からの脱出」』のために書きました。 しかし森の入り口から入って、同じところに戻ってきてしまいました。申し訳ありません。企画の趣旨に合わなければ…

奈帆子はある夏の夜に夫に陽二に隠し子が居る事を知る。そしてその隠し子は。

不思議な屋敷に迷い混んだ高校一年生の成瀬 和馬は屋敷の中で様々な怪奇現象に遭遇するが＿＿＿＿＿＿？ 気付かない馬鹿と気付かせたい怪奇現象のギャグホラー！！ あなたは、戦慄のラ…

　あたしはしあわせだった。 　とてもとても。 　しあわせだったのよ。 　小説よりは詩に近いかもしれない、すべりこみの同題異話SR『微笑みを数える日』２作目です。 https:/…

　とある国のとある霊園で、小さな墓石が突然動き出しました。日も暮れて真っ暗な夜に、厚い雲が空一面を覆って星も月も見えない夜に。 　やがてその墓石の下から目覚めた遺体が顔を出しま…

主人公の俺・山倉祐介は、昔から無反応&言い返せない性格のため、よくいじめを受けていた。高校生になって、もはやいじめのターゲットにさえされない「完全なる空気」として平和に帰宅部生活…

亮は２２歳フリーター貯金無し。かっとなって客を殴ったせいで住み込みで働いていた店をクビになり、住む部屋を探していた。不動産屋の掲示板で見かけた物件は即入居可で格安の家賃一万二千円…

神代より伝わる、神の力を宿す十の宝『十種神宝』 鏡が二つ、剣が一振、玉が四つ、比礼が三種で、十種 　沖津鏡（おきつかがみ） 　辺津鏡（へつかがみ） 　八握剣（やつかのつるぎ） …

幽霊と出会ってしまった時のリアクションって大事だよね。 リアクション間違えると双方なんか気まずいもん。

夫が出かけた後、一人で過ごす我が家。 だが京子が寂しがることはない。なぜならそこには……

毎日いなされるかわいい殺意のおはなし

小さい頃から父親の仕事の関係で引っ越すことが多かった私たち家族。 引っ越す先々で出会う姿なき先住の人々との本当にあった話。

ゴミ屋敷に突然現れた少年。 彼は竜一と名乗った。 その周りで次々と奇怪な事件が起こる。 この少年、竜一の正体とは？ 創作都市伝説です。

鏡を使ったおまじない。果たしてその行方は？ ※本作はカクヨム運営による自主企画「#僕の私の都市伝説」向けに書き下ろしたものです。 ※本作の内容はおそらくフィクションです。…

　彼女は綺麗だ。 　俯いた表情を魅せる長い睫毛が、それに隠れた硝子玉のような――黄玉の瞳が、透き通る白い肌が、静脈の青さが滲み出るくらいに澄んだ肌が、そして彼女が綺麗だ。

或る夏の日、僕は、死ぬことを決意した。でも、ムカつくほど無邪気な幽霊が、嫌味みたいにそれの邪魔をする。 「金縛りだぞぉ～」 今日も、つまらない夜が明けようとしていた。

たとえるなら、『やぶにらみ』だ。 注） 斜視の方がすべて、見える人ではないと思います。あくまで、たとえとしての『やぶにらみ』です。