概要
鏡が二つ、剣が一振、玉が四つ、比礼が三種で、十種
沖津鏡(おきつかがみ)
辺津鏡(へつかがみ)
八握剣(やつかのつるぎ)
生玉(いくたま)
死返玉(まかるかへしのたま)
足玉(たるたま)
道返玉(ちかへしのたま)
蛇比礼(おろちのひれ)
蜂比礼(はちのひれ)
品物之比礼(くさぐさのもののひれ)
それぞれ、所有者に特別な力を与えるが、
過ぎた力は人の身には呪いとなる。
これは、『十種神宝』の呪いの力に苦しむ少女達と、
彼女達を呪いから解放しようとする、ある少年の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係ありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!神の力を宿した宝と、その持ち主達の物語
回避不能な絶対予言。それにより主人公に突き付けられたのは、自分が死ぬと言う未来でした。
その絶望的な状況を何とかする為、十種と呼ばれる神の力を宿す十の宝を集めます。
このお話、とにかくキャラが魅力的です。
十種にはそれぞれ持ち主の女の子がいるのですが、数が多いにもかかわらず一人もその魅力が削がれる事はありません。各章ごとにそれぞれがクローズアップされてるのですが、主人公視点であったり、彼女から見た全く新しい物語のようでもあったり、描き方が実に多彩。まるで、それぞれが主役の物語を見ているようでもあります。
それに登場人物の掛け合いが非常にコミカルで、時々ジャンルがホラーであることを忘れてし…続きを読む - ★★★ Excellent!!!死の予言をされた主人公が仲間と共に困難を乗り越える青春物語。
お前は近々死ぬ。
そう言ってきたのは、占いが絶対にあたると言われている学校の先輩。最初はそんな死の予言を信じていなかった主人公ですけど、他の占いが当たるのを次々と目の当たりにして、だんだんと無視できなくなっていって……
避けられない死の運命。だけどそんな中でも一つの希望が。先輩曰く、神の力を宿す十の宝『十種神宝』を手に入れたら良いとの事だけど。
『十種神宝』を手に入れる為、襲い掛かる様々な怪異と戦う主人公達。ジャンルはホラーですけど、異能バトルもの、ミステリーものとしての側面も持つ作品。
出てくるキャラクターがとてもコミカルで魅力的で、死の予言をされていると言うとんでもない状況にも関わらず…続きを読む - ★★★ Excellent!!!十本の縦糸を紡ぐ一本の横糸。互いの運命で織りなすは……。
神代より伝わる、『十種神宝』とそれを持つ少女。
所有者に絶大な力を与えるものの、それは神の宝。
過ぎたる力は人の身に余る代物。
そう、それは呪いとなる。
それぞれが、その力に翻弄されていく運命が待っている。
その呪いの力ゆえに。
だが、運命は一つの横糸を用意した。
死の宣告を受けた一人の少年。彼は己の運命に抗うために、進みだす。
その先に進むため。それを乗り越える為。そして少女たちを救うため。
その彼の行動に少女たちは反発もする。だが、彼は紡ぐ。導かれ、突き進む。
いつしかその事が、少女たちの運命を変えていく。
はたして最後にどのような物語りが紡がれるか。楽しみで仕方ありません。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ただのホラー作品じゃない! 謎解きと青春と異能力バトルがもりだくさん!
第二章読了時のレビューです。
ジャンルこそホラー、冒頭で主人公が直近の未来の死を宣告されますが、
全体の作風としては、青春・謎解き・伝奇・異能力バトル要素ありの、
日常系現代ダークファンタジーという印象です。
登場人物たちのかけあいもコミカルで非常に読み進めやすいことと、
第一章と第二章では主役になる人物が変わり、一人の登場人物に対する作者様の愛着を感じるとともに、
全く違うタイプのドラマが展開されていて、ストーリーが単調にならず飽きないことから、
ここまで約9万文字一気読みしてしまいました。
それでも、まだまだ序章のようなので今後の展開に期待しています。
ジャンルがホラーだからと言って…続きを読む