やぶにらみ

作者 hisa子。

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31人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

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人には見えないものが見える、それは人とは異なる世界を行きているのと同じだ。
斜視によって異形の者達が見えてしまう主人公は、いわばそれだけでも異世界を生きているようなもの。
描写が淡々としていることがかえって恐怖を煽る。
我々はすぐそばにいる異形たちを認識できないがために、毎日が退屈だなどと言っていられるだけなのかもしれない。

★★★ Excellent!!!

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やぶにらみ、という言葉自体初めて知りました。

普通の人には見えないものが見えてしまう主人公。それは体質なのか、斜視のせいなのか……。

エッセイ調で起伏が少なめに書かれている分、影男の話が余計に恐怖を誘います。叫びそうな恐怖というより、背中にぞくりとくる恐怖。

皆さんもぜひ、不思議な世界、体験してみて下さい。

★★★ Excellent!!!

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それらをどうやって見るのか。

砂嵐みたいな絵をずっとみてると像が浮かび上がってくる立体視のようなものや、仕掛け絵本(絵本上に縦に切り込みがあり、絵本の端から出ているタグを引っ張ると、切り込みから異なる柄が出てくる)ようなもののように、私たちが普段見ている世界は、ほんの一部なのかもしれません。。

見方を少し変えてみると、そこには、今まで説明がつかなかったものが隠れているのではと思います。
そう感じた作品でした。

この物語読んで、「私も同じ経験したことがある!」という方がたくさんいれば、きっとそういうことなんだと思います。

それは入り口なのか、出口なのか……。

★★★ Excellent!!!

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奇妙なズレに気がついた時、それが間違っているものなのか、自分が間違っているものなのか、茫洋として分からず、ズレの原因を究明しようにも、どうしても分からない、そんな恐怖感が押し寄せて来る小説。
そして、引きが上手い。次々、とクリックしてしまう技術が詰まっている。

★★★ Excellent!!!

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視点が定まらない、目がぼやけている、
そんな時に「なにか」を「視る」。
目が弱視であったり色覚の認識であったり乱視であったり、
あるいは、やぶにらみ、であったり。
目の錯覚では済まされない、過去の自分を視る目。記憶。

完全に解決されていない結末。
また新たな体験談を我々に提供くださるに違いない。。
やぶにらみから逃れられない限りは。

★★★ Excellent!!!

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やぶにらみ=斜視についての物語。
焦点の合わないことで不思議なものが見えてしまう体質の主人公。しかし、それはとある切っ掛けで収まる。それを淡々と描いているのだが、その過程にしっかりとドラマがあって面白かった。

そして、最後の一文が素晴らしく良かった。
なんか。じーんときました!

★★★ Excellent!!!

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 記憶にないものを視る、ということで私がピンときたのが多次元の出来事かしらとものすごく画面にのめり込んでいました。
 特に、幼い頃には現世の記憶だけがあるわけではないのです――。

 筆者であるhisa子。さまの瞳には、きっと何かを知らせたい出来事があったのかもしれないですね。それに無意識に気がついていくうちに、そういった現代のものを見つめることのできる状況へと持って行かれた――。

 皆さんも、そういった出来事、ありませんか?
 彼女の瞳から視えた世界の貴重な出来事から、ヒントを貰えることを祈って……。

★★★ Excellent!!!

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『やぶにらみ』――初めて耳にする言葉でした。

人間は、その人の見る世界が、その人にとっての事実であり誠である。
ただそれに、何とも信じがたい事実が入り込んでしまうこともある。

『やぶにらみ』――きっと、このせいにしてしまえば、すべて楽になれるんでしょうね。

★★★ Excellent!!!

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見えない筈のモノが見える。
実際に体験した事のない記憶がある。
なかなか普通の人には無い経験ですが、中にはこういった科学や医学では説明のつかない体験を頻繁にしてしまう体質を持つ方もいらっしゃる様です。
それが何であるのか……。
説明がつかないからこそ不気味であり、不安にもなるものですよね。
もっと詳しくお話を伺ってみたいものですが、何よりご本人様にとって大切な事は自分をしっかり保つ……という事じゃないかと思います。
胆力は在らざるモノを寄せ付けにくくするものですからね。

★★★ Excellent!!!

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やぶにらみ、という言葉自体、初耳だった。
それに伴う不可思議なあれやこれ……これもまた、知ることが難しいことだ。
いわゆる心霊現象。
その現象の原因が、なににあるのかはいまだわからない。
あるいはオカルトであるゆえに、未来永劫解き明かされないかもしれないし、あっさりと解明されてしまうかもしれない。
ひょっとすればこのやぶにらみが、ひとつの答え……なのかもしれない。

★★★ Excellent!!!

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折り重なった世界は、不意にあなたを不安にさせるだろう。
だけど安心してほしい。それは当たり前のことだから。


霊感のない自分には、なかなか実体験としての心霊を語るのは難しい。あくまでも手記の追体験として楽しませてもらいました。

自分はよくこの世界のことを考えます。
たとえば仮想現実であったり、誰かがみている夢だったり、そして物理現象の違う世界が折り重なって、たまたま三次元宇宙を形成しているとかだったりね。

★★★ Excellent!!!

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やぶにらみ──斜視のことをそう言うらしい。

そんなやぶにらみの「私」が語る少し奇妙な体験の数々。
淡々とした口調は、かえって物語に真実味を与え、ふと寒気を覚えるような空気を作り出している。

どこか歪んだ世界のもたらす風は、この酷暑の中、あなたをヒヤリとさせるに違いない。