「冬 家族」を含む小説

俺（ゆたか）……冬村家次男。俺のイカれた家族を紹介するぜ！ 父！単身赴任でいない！ 母！家出していない！ 兄！ニートのアラサー！ 妹！かかわらないほうがいい。 そんな冬村家に突然…

⚠️絵本風、家族愛、悲恋と作品順にテーマが変化します。ご注意ください。 こたつはどこから見てもこたつだし、雪はどこから見ても雪であるような気がしますが、やっぱり多少は違うのです…

　人気者で友達の多い檜葉夏衣斗。 　いつもひとりで本ばかり読んでいる椹木悠太。 　同じクラスなのにほとんど話もしたことのなかった2人は、小学5年生の9月のある日、たまたまバスの中…

2021年1月の作品です。

一年前の夏、1人の女性がこの世を去った。 彼女の友達、親友、恋人、家族、それぞれがその悲しみを乗り越えていく物語。

――とてもじゃないが、卒業することなんて出来ない。 冬の日に空から舞い降りてくる雪が、純白に輝くように。 そして地面に降り積もった雪が、泥を含んで醜く濁っていくように。 最…

女子大生・斎藤綾乃の元に訪れたのは死んだはずの弟を名乗る少年だった。彼曰く、魚に転生したがもう一度姉に会いたいと願うと人の姿になれたという。綾乃はそんな馬鹿な話があるわけがないと…

「ずっと一緒に泊まれたらいいのにね」 貞治は子供の頃にお婆ちゃんの家で、年上の従姉である千沙にそう言われた。 その日の思い出は貞治の心に深く刻まれ、彼女に憧れるようになった。 …

秀子の兄の清作が、年の暮れに帰ってきた。孤独な日々を送っていた秀子は、数年振りの兄との再会に、いたく喜ぶ。 今夜だけは共にいられると兄は言い、二人は語らうが……。 ――――――…

　その夜、俺は妹と二人で家にいるところを停電に見舞われた。冬の、雪がしんしんと降る日のことだ。オール電化の俺の家はたちまち冷え込んだ。 　すると、妹は「寒い」と言って、俺にめちゃ…

大和田一家の日常 説明しよう！ 大和田一家とは 優しい長男:耀渡(ようと) 男 24歳 会社員 大人しい次男:尚(なお) 男 24歳 高校教師(古文) 元気な三男:疾風(はや…

（祝5500PV突破！ありがとうございます！) 俺の名は卯月冬人。高校2年の彼女いない歴イコール年齢の男だ。俺は中2の妹の夏美が大好きだ。それはもう、世界中の誰よりも。 そう思…

　ある時、気付いたら知らない場所にいたし、自分のことも、ぼんやりとしか思い出せなかった。 　そんなわたしを助けてくれたのが、母さんと、父さんと、兄さん、今のわたしの家族。 　でも…

とある寒い冬の日。音羽(おとは)ありすは、高校からの友人である乙倉夜宵(おつくらやよい)に、自身の子供を引き取って育てて欲しいと頼まれる。どうして、と理由を聞けば、夜宵は、自分の…

ロケにやって来た海辺の地方都市にて。海の浮かばれない霊に頼られた紅倉。これが意外に苦戦して……。空回りをくり返した挙げ句、紅倉がパートナーの芙蓉に語った心情は？

「それ」探しの旅を終えて、「私」は母国である冬の国に帰ってきた。1年中、雪が降り続ける国。そこには「私」の家があり、家族がいる。「それ」は見つからなかったけれど、「私」は「幸せ」…

陽香と知基は学生の時から付き合っていて、社会人になると同時に温かい家族になるために結婚した。 出会いはとてもロマンチックだった。

商店街でティッシュ配りをしていたミニスカサンタは少年に声をかける。 サンタからのプレゼントとして、その手にあったティッシュを渡す。 どこにでもいる普通の少年が、とあるサンタク…

クリスマスも間近の浮き足立つ季節の中、息子の変わった願いに困惑する父親。 昔のことばかりが、ちらついて。苛む記憶。怖い過去。 記憶は生きるための術だというのに、どうしてそれに苦し…