「ただひとつの」を含む小説

　百葉箱って中に何入ってるんだろうとずっと不思議でしたが、開けてしまえば温度計で、まあ温度計も大事なんですけど、なんだろうな、分かってしまうことの悲しさですよね。 　昨年から短…

成績は常に学年10位以内で、身体能力は運動部のエースにも引けを取らないほど高い。コミュ強で容姿にも恵まれるというハイスペックながら、それを驕らず謙虚で、誰にでも隔てなく接する人格…

　　　　あらすじ 海軍の宝物庫に盗賊が入った。 賊の正体は残虐非道な大海賊ジョン・ミラー。 奴らが盗んだのは一振りの剣である。 それは世界に破滅をもたらすという秘宝の在り処を示…

　四方を山々に囲まれた世界。そこには、西方のジュードヴェル王国と東方のオズノルド共和国という２つの国家が存在していた。そして、その二国を東西に分断している存在いた。それは、”植物…

【Ｓランクパーティー　冠絶の足跡】 　最強と讃えられた剣士、最堅と冠された戦士、最大と称された魔術師、最高と仰がれた聖女、最適と謳われた補助魔術師。 　最たる者たちが集うパ…

地球人類が初めて地球外人類と出会った辺境惑星『遼州』の連合国家群『遼州同盟』。 その有力国のひとつ東和共和国に住むごく普通の大学生だった神前誠（しんぜんまこと）。彼は就職先に困…

　コンコン。 　木の扉をノックする音が、古い石造のアパートの廊下に響く。 　ノックの主は少し待ったが、反応がないので再び木の扉を叩く。 　コンコン。 　さっきとまったく同じ…

　僕の趣味のひとつである映画鑑賞をダラっと語るだけのエッセイです。映画は主にアマ◯ラで視聴しており、多くはB級です。たまに映画以外の映像作品やＡ級メジャー作品を語る事もあるかも…

もうひとつの江戸時代。安芸の船乗り天津陽高は、城主配下の宦官から無理難題を押し付けられ、苦難の日々を送っていた。日本に唯一残った神宿る船、神木船「木花」の船長として異国の地に赴き…

魔法使い見習いの少年マキラは師匠と二人で山奥に暮らしていた。 だがある日、師匠が書き置きを残し旅に出てしまい一人残されてしまったのだ。 街に出て冒険者として行きていくことになるマ…

世界に落とされた一輪の花。 儚くも強い毒の花。黒に青を添えた美しい花。 朗らかな花が持つのは、星のない夜空を抱えたかのような漆黒の双眸。 闇色のローブを羽織り、胸元にはブローチ…

高校2年生の誠司には、とても清楚で可愛い彼女がいる。だが、付き合って二年も経つのに、なぜかキスひとつできずにいた。 少しでも先に進みたいのに、避けられているような気がすると、誠…

過去と今が交差するとき、心はひとつになる。 転校生の私は、冷静で完璧な男子、西村亮に出会う。彼は誰もが憧れ、周囲を圧倒する存在であり、私は最初、彼には全く興味を持っていなかった…

前回投稿した小説、「喫茶ジータにて」のなかからひとつ、『白い冬』を取り上げてスピンオフドラマ風に仕上げました。 世間の冷たさと温かさ、上手く絡められることができたと思います。 読…

世界最凶の片思いこじらせ魔法使い×正義感の強い行動派ヒロインの冒険は、毎日が紅茶と硝煙の匂いに満ちている！ 才色兼備を備えた主人公のヴィクターは、性格に難はあるものの自他ともに…

あの出会いは、神が授けてくれたものかな？ 　それとも、天使の仮面をかぶった悪魔のいたずらだったのだろうか？ 　そのことは、今もってわからない。 　ただひとつだけ、確実にわかってい…

ある日、30年前文通していた相手から手紙が届きます。止まっていた心の時計が動き出します。これまで生きてきた人生をすべて賭けて、答えを出すまでの時間は二日間。あなたなら、その二日を…

実話風、創作風、ものすごくたまにネタ――ごった煮の怪談集です。長さは３００字程度の短いものから５０００字のがっつり系まで。夜のお供にどうぞ。 毎週土曜0時更新。

【毎週金曜夜更新】　人間と異なる種族、妖魔の青年・漆葉境は、とある事情から人間に擬態して大学生活を送っていたが自堕落な生活が災いし、留年の危機に陥る。大学の救済措置の条件をのみ故…

　舞台は、数多ある地球圏パラレルワールドのひとつ。 　超大規模、超高密度、超高速度、超圧縮高度複合複層処理でのハイパー・ヴァーチャル・エクステンデッド・ミクシッド・リアリティ（…