「日常謎」を含む小説

高校3年生の西山東輝は、自他共に認める推理小説オタクである。 そんな彼が所属する読書部で、ある日後輩の北野南が提案してきた【推理ゲーム】をする事になり、 そこから学園で起きる、お…

実際に見た睡眠中の夢の内容を１ツイート分で書き起こしました。

眠いけど寝たくない。朝の光は眩しすぎる。そんなあなたの居場所「バーあめにじ」。 僕は、作家仲間の雨虹みかんとバーを営んでいる。今日も、店長と僕の探偵ごっこが始まる。 追記（2…

「——最近、夜になると旧校舎にユウレイが出るって噂されているみたいだね」 　夏休みを終えたばかりの部室で、穂村鈴が呟いたそんな言葉から、俺たち推理部の新たな事件が始まった。 …

　岩戸きいはちょっぴり他人に興味がなくて、姉のリクが大好きな高校一年生。そんな彼女がいる部活は幽霊部員のリクを含めて、二人だけ。その上ろくに活動もせずに読書ばかりしていて廃部寸前…

現代。御影市。高校三年生の夏。 何の変哲もない蝉時雨と陽炎の昼下がりだった。 一枚のアルバイト募集のビラが指し示す仕事先は、なんと探偵事務所。胡散臭さ満点のビラに興味を持った僕が…

　僕の名は月ノ下真守。都内の私立天道館高校に通う高校二年生だ。数か月前からある事件をきっかけにクラスメイトの星原咲夜と放課後を一緒に過ごすようになった。 　三月も下旬にさしかかっ…

倉嶌琉夏が急な病に倒れた。見舞いに訪れた志島皐月は、琉夏と同じ病室に入院している少女・甘木栞奈と、その叔母・楓と知り合う。楓いわく、栞奈はなぜか退院を渋っているらしいのだが――。…

桜木町にある『岡崎探偵事務所』の所長、岡崎弘子。彼女は敏腕の探偵として日々活躍していた。 これは、彼女の助手として働くしゃべるミミズク、R.B.ブッコローが、個人的見解に基づく目…

文学部に所属する主人公、紫月優は、世を憂い、己を省みる事が多いただの文学少年だ。 そんなある日、彼は同じく文学部の長万部道流から１つの都市伝説を聞かされる。優は、その都市伝説の…

中学校の文化祭。2年3組の出し物は、白雪姫をもとにした劇。 根津愛美(ねづまなみ)は、大好きな幼馴染の高木実(たかぎみのる)と、カーテンコールの挨拶で隣どうしになるはずだった。お…

公式特集「カクヨム金のたまご」に掲載していただきました！ ◇◆◇ 魔法部に所属する名探偵・空先輩は、自らを解呪の魔法使いと名乗る。 解呪とは、魔法じみた事件の真相を解明するこ…

築64年の有隣堂伊勢崎町本店。その奥には、ひっそりと今でも動き続ける業務用エレベーターがある。 収録の日、嘘をつく社員、見知らぬ子、真実は64年間の思い出のなかに。 ーー本作…

探偵に失望した少年は、ある事件を経て考えを改める。「謎があれば探偵は輝ける。謎ならこのぼくが作ろうじゃないか」と。 だけどだれも謎を解こうとはしなかった。 不貞腐れる少年の前…

兄・昴のバンドを観に出掛けた皐月。打ち上げにも招待されて兄のバンド仲間と交流を深めるが、内心に小さな違和感が生じる。帰りの新幹線の車内で、皐月は琉夏に相談を持ち掛ける――。女子高…

ご当地グルメから始まる、倒叙ミステリー。 ※ある意味、実話怪談。

本作は、ミステリーの練習で書かれることがある「犯人当て(Who Done It?)」のつもりで書かれたものです。書いているうちに百合要素を入れたくなってやや長く(2万字程度)なり…

大型書店でバイトをする梶尾裕美は、奇妙な体験をした。お客に呼ばれて行ってみると、文庫本のコーナーの一角が、真っ白になったように見える。阿馬一吉という作家の全著書が、前後逆向きに入…

依頼人・酒入渚の古い記憶をもとに、文芸部は街のどこかに現れたという竜の秘密を探ることになる。郷土史に詳しい楠原律を頼ろうとする皐月に、彼女を敵視する琉夏は真っ向から反発して――。…

水槽から消えた古代魚と、友人の涙。他愛ない推理ゲームに興じていた皐月と琉夏のもとに依頼が持ち込まれる。「泥だらけで帰宅した妹が、上着のクリーニングを拒絶した。悪いことに巻き込まれ…