「一人称 ホラー」を含む小説

　そいつらは、きまって雨の日に現れる……。 　中国語で「鬼」は、オニではなく幽霊の意。 　梅雨という日本の雨季に、そんな「鬼」と鬼ごっこ……。 　雨粒と雨音に視覚と聴覚を奪われ…

過去に書いた怪談ものの中から、一人称で書いたものをピックアップしています。 中には怪談っぽくないものもあります。また、実話っぽさはかなり減っています。 一話ずつ完結で、長くて60…

その洋館の恐ろしい噂を聞いた人々が今夜も訪れる。 人間が大好きな怪物はこれから訪れる幸福に喜んだ。

僕は家でも学校でも、上手くいってないことから、帰り道は重い足取りだった。 そのせいか、見かけない神社に入る。 僕の日常はこの日から変わっていく。 今は朧げな見えない存在に魅入られ…

　蝉の合唱がうるさい季節、成人して美大に通いながら陰陽家業に勤しむ京極　八手（きょうごく　やつで）は、ある人物からの頼み事を解決しようと頭を悩ましていた。 　しかし、情けないこ…

幽霊部員と人間４人の写真部コメディです。 大して怖くないです。

たぶん、題名から受けるイメージとは大幅に異なるお話ですｗ 仲のよかったクラスメイト・河垂かすみが突然いなくなった……この世界から、まるで、もとから存在すらしていなかったかのよう…

一人称の体験談として語られる小学校を舞台とした怖い噂です。 子供向けなのでグロテスクな表現は無いです。

何気ない平凡な日常を過ごしていた岩崎第一中学校の生徒たち。しかしながら、突如その平和な日常に終わりが告げられた。ある中学生の少年が小学3年生1人と同級生の中学2年生を1人殺害した…

～あらすじ～ 高校2年生の来魅(くるみ)の周りに奇妙な出来事が起こり始める...。 そんな来魅にクラスメイトで陰陽師の末裔・灯魔(とうま)が手を差し伸べる･･･！ 登場人物…

奈良ヨシミチは、製薬会社で研究職を務めているごくごく普通の会社員。 そんな彼の人生に訪れた転機は、突然のゾンビパニックだった。 荒廃する人心。制する者のいない暴力。死。死。死。 …

超短編ホラー。 人生に絶望し、自暴自棄になって通り魔をしようと考えた男の物語。 だが、ナイフで刺したはずの人々はなぜか傷一つ負ってはおらず……。

　怪談会のレジェンド・稲川淳二御大の語り口を真似た文体で綴る約2600字の超短編ホラー追跡劇。 　（※以前UPした一人称ver.を稲川語り口ver.に改稿しました） 　御大の怪談…

一人称で綴る超短編ホラー。 気がつくと、なぜか監禁生活を余儀なくされていたわたし……。 だが、その監禁のスタイルはニュースでよく聞くようなものとはかなり違っていて……。

　都市伝説に語られる有名な心霊スポットへ肝試しに行った若者四人を巡る短編ホラー小説です。 一人称で書いているので、実際に心霊スポットへ行ったような感覚を味わえる……かも？ 〈あ…

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330665232428665 　ネタバレす…

普通の女子高生だったりん。いつからか世界はゾンビで満ちあふれていた―――。 りんは銃でゾンビを撃ち殺す。友人も、好きだった人も、ゾンビに変わればなんだって。 「カミサマ」と呼ばれ…

絵本に出てくる勇者に憧れた少年は太陽のような少女と出会い恋をした。しかし二人の前に残酷な運命が容赦なく押し寄せる。 僕は彼女のために、何ができたのだろうか。 絶望のなか過去を…

　彼女は綺麗だ。 　俯いた表情を魅せる長い睫毛が、それに隠れた硝子玉のような――黄玉の瞳が、透き通る白い肌が、静脈の青さが滲み出るくらいに澄んだ肌が、そして彼女が綺麗だ。

酒場で出会った「彼」の部屋に置かれていたのは、空っぽの奇妙な檻だった。