「チケット」を含む小説

なんとなく短大に進学し、なんとなく卒業した２０歳の笹井愛。（ささいまな） 共に短大を卒業した友人たちは企業に就職し、社会人になっていく。 愛はカフェでアルバイトをしながらなんとな…

長年続けた塾講師の仕事を辞めた向井は、兼ねてからやろうと決めていた仕事である『トラブルアンダーテイカー（厄介事請負人）』、いわゆる何でも屋を開業した。 部屋の掃除代行、ペットの世…

八首竜闘技場、そこはお客様の人気によって「主催者側が勝者を決めてしまう」という八百長公認のトンデモコロシアムである。人気のある選手が勝たないと、チケットが売れなくなるから仕方ない…

高校一年生の夏休み前のある日、少年の元に一通の封筒が届く。 その中には一通の手紙と公開オーディションのチケット、一回り小さいピンク色の封筒が収められていた。 差出人は二年前にアイ…

　それは、街中から峠をひとつ越えた先の山あいの集落にある。国道沿いにある道の駅から道を挟んで反対側に入った集落の中。 　――猫屋敷古物商店。それは、いつ営業しているかも分からな…

世界を呪え。 君の闇に寄り添う小鳥のさえずりは、時空の果てから君を拐いに来る。 人間と相棒のAIシステムに、魔術蔓延る世界。 対魔術ラボで研究に従事している瀬戸口は、AIシステ…

公開日：9/2は宝くじの日 本作はフィクションです。

原稿用紙7枚。 制限時間内に複数お題を使用して作品を仕上げる、「お題バトル」で作った作品でした。文中で使用したお題は「チケット」「ポップコーン」「レイトショー」「デート」。

ひねくれ者の男が、遊園地のペアチケットに当選した。 しかし、彼にはペアとなってくれる人がいない...。（今回は内容が緩めの作品です！）

余っていたというチケットを一人分だけ押し付けられ、休日に水族館に一人で来る羽目になった渡良瀬文也。水族館にたどり着いた彼は、一番大きな水槽に引き付けられるように歩み寄る。 『やぁ…

幼馴染みのマサとタクの電話での会話のみのミステリー。 東京オリンピックの開会式のチケットが当たったマサは、十年前、国立のある場所に埋めたタイムカプセルの回収をタクに頼む。果たし…

高校生の叶（かなう）は友達の未樹ちゃんと、吹奏楽部の大倉先輩を見るために毎週水曜日、駅まで駆け抜ける。叶には「イマジナリー・フレンド」と呼ばれる友達がいた。

　｢魔法の名札｣を小道具に、魂や身体そのものではなく“立場”を交換した男女(例外あり)の、混乱と悲喜劇を描くコメディ寄りの連作短編です。カクヨム以外に、自ブログとピクシヴにも掲載…

高校生の永実は、妄想現実化チケットを拾う。 妄想が現実になるわけがない。そう思っていたのに、本当に妄想が現実のこととなり……。 『しょーとしょーと』で書いた『妄想現実化チケット…

熱い夏、自販機でコーラを買うと当たりが付いていた。ルーレットで当たったのはコーラでは無く別世界へのチケット。そこでは自分自身が飲料となり「ドリンク」と呼ばれる。元の世界へ帰る為に…

主人公はごく普通のOLではあるがいわゆる“推し”と推しの舞台を生きがいに日々を過ごしていた。 そんな推しが昔プレイしていた乙女ゲームの2.5次元化した舞台のゲーム中の推しを演じる…

…1999年2月。バイト先の映画館のロッカールームで、”スナフキン”と皮肉られている先輩から突然声をかけられた。 「ヨーロッパの旧市街に行くといい。そこで1日ぼんやり座っている…

彼は子供の時分からずっと、そして何よりも、本が好きでした。なぜってそれは、彼にとっての本というのは、どこへだって連れて行ってくれる魔法のチケットだったからです。これはそんな彼の旅…

ひとりぼっちの少女は、どこかに行きたいと思った。薄汚れた販売所で、忘れ去られようとしている電車のチケットを購入する。少女は”ボックス”と呼ばれる黒猫と一緒に電車に乗ることにした。

青沼は、恋人の赤崎が手に入れたチケットで新進気鋭のホラー映画監督石黒の最新作の試写会に来ていた。 それは異様な雰囲気で進んでいき、やがて、最初の犠牲者が……