「紙だけに！」を含む小説

彼女は、折り紙が好きだった。 その細い指で、器用に折り目をつけて、小さな小さな、生き物に命を吹き込む。 そんな彼女が僕に、 もう折れない、と言ったのだ。

少しだけ未来へ進んだ日本。 ニンゲン作家である牧礼人は、ＡＩという新たな商売がたきに怯えつつボツをもらう日々を過ごす。 あるとき執筆以外の仕事が舞いこむ。それは『ＡＩ作家の教師役…

中規模の開発会社が受注したソシャゲの開発プロジェクト、予算は数億円。 言うことがころころ変わるクライアント、仕事をしないディレクター、白紙の仕様書。 スケジュールは超過して…

個人紙『ちいさな卵』第一号に発表した作品です。

授業中、紙飛行機が飛ぶのを見つけた俺。 その飛ばし主は一個上の何かと噂の先輩だった。 互いの恋の悩みを抱えた俺と先輩は紙飛行機を通して前に進む。

冒険には危険がつきもの。 紙で指を切ったり、曲がり角で自転車にぶつかったり。 そんな冒険者を支える救命病棟がここに！！！ ↓前回の投稿↓ 『よくわかる正しい嘘のつきかた！』…

――――神話や伝説について調べてから、この作品を読めばキャラクターがよく分かる。 　こちらの作品は、いわゆる取扱説明書のような物であると考えてください（『そんなの見なくても大丈…

非紙媒体冊子専門の文藝サークル【凜風文藝会】の会誌です。他にも小説家になろうにて同じ内容のものを公開しております。

唯一の除け者であったベリアルが解放され、グリモワール序列に名を連ねる大悪魔が、これで全員出揃った。 裏ではレイジーの意図を汲み取ったアテナ達が手を回している。 一方でギルティ…

カッコいいという理由だけで闇属性を極めた主人公。 しかし、その世界では闇属性は禁忌とされ、疎まれていた。隠遁生活を送りたい主人公の元には、主人公を討伐しようと連日冒険者が押し寄せ…

西暦2056年。人が紙に文字を綴るという行為を忘れて久しい日本。 『緑が丘女学院』に通う一年生の篠宮汐里は、これと言って打ち込める趣味も部活もなく、張り合いのない日々を過ごして…

歌をテーマにした掌編集です。 全10話。

ー2050年、科学が進んだ世界で極秘に進んでいた能力者誕生計画。 通称a(アルファ)。 この計画とは、未来が約束された輝かしいもの達を中心に能力を人工的に与え、それを研究するとい…

深田作品らしさというものは甘口よりも出ており、非常に独特な作風となっております。 本作は文章が意図的に破壊されており、小説というものの新たな可能性を提示してみたと自負しております…

溝、耳、ちり、小口、天地に花布（未完成） 市井寺修記様自主企画『詩集……『目録』』に参加させて頂いている作品集です。合う合わないはあると思いますが短く伝えるをテーマにしましたので…

　ぼくの幼なじみ、奥村千絵は自称「魔王」を名のる女の子。とはいえ、その内実はまるっきり魔王的とはいえない。身長は一三〇センチに足りなくて、小柄な体でむやみに元気。謎のコメントつき…

仕事に憑かれたサラリーマン・ササカワは、一時の気の迷いから些細な出会いをした。 妙な男からササカワが受け取ったのは、占いの書かれた一枚の紙。 「今日のラッキーアイテム」は彼を救う…

私、森川結城（もりかわ　ゆいき）には小さな夢がある。それは、小さな少女が、白馬の王子様に憧れる様な、そんな淡く、些細な夢。けれど、ずっと胸の奥に仕舞い込んだ、小さな夢だ。 それは…

　『紅茶』と言うと、どのようなモノを想像するでしょうか。茶葉？　ティーバッグ？　ペットボトルや紙パック？　意外と身近にあるものですが、それはどういう由来のモノか、あまりご存知ない…