叡智の紙園 えくすとら・えくすてんど!

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叡智の紙園に住むキャラクター達の解説をしたりしなかったり……

キャラクター:ミナーヴァ=アテナについて

 誰から解説していこうかなと、ジーッと考えていましたが、やはり最初に登場した『オリュンポス十二神』の一柱である、『ミナーヴァ=アテナ』から解説していこうと思います。



『アテナ』と『ミネルヴァ』について


 知っている人は知っている話ですが、実はギリシャ神話とローマ神話には、それぞれ対応する一対の神様がいます。例えば、アレスには『マルス』と呼ばれる神様。ゼウスならば『ユピテル(ジュピター)』……といった感じです。


 先例の通り、アテナにはミネルヴァが対応していると、考えられているそうです。そういう点を踏まえて、自分なりに解釈した結果……本編に登場する彼女達が出来ました。


 因みに、彼女と司る物事が、ほぼ一致する『アレス』に関する作中の発言は、完全に私の創作です。そう言う発言があっても、良いんじゃないかと思い、神話を調べてみましたが、それらしき記述は一切見つかりませんでした。そう都合よくはいきませんね……。


 更に解説すると、神話内でのアテナの性格は、とても自由奔放でプライドが高い人物だったそうです。自分と対立した者に対しては、容赦なく罰を与える様子から、逆上した彼女が、ガタノゾアさんの片目を、アイギスで潰すシーンが生まれました。



『光鎗 アイギス』と『金の盾 イージス』について


 これも実は……なのだそうです。これを知った時は、私も驚きました。様々な作品で見ているアイギスとイージスが、まさか同じ物だったとは……。


 そうなると、彼女に持たせる武器は、自ずと一つに限定されてきます。ですが、アテナは戦いの神様であると同時に、都市を守護する神様でもあったと伝えられており、アレスとはまた違った一面が多数ある事に気が付きました。


 アテナが守護していたのはギリシャ。そして、古代ギリシャ兵と連想し、真っ先に思い浮かんだのが『槍と盾』だったので、槍に『アイギス』、盾に『イージス』という名前をつける事にしました。


 アイギス(イージス)とは元々、羊皮を用いた防具の事だったそうです。恐らくは、それが転じて、『神の盾』とも呼ばれるようになったのでしょう。そこから、盾にイージスと名前を付けました。



まとめ


 早すぎる気もしますが、最初という事もありますし、これ以上は本編のネタバレに繋がりますので、ここまでとさせていただきます。(本編が進めば、また新しい解説が入るかもしれません)


 まだまだ、ギリシャ神話の神様には、出てきていない神様がたくさんいます。わが国には、八百万と呼ばれるほどの神様がいますが、ギリシャ神話の神様も、なかなか多い方です。


 特にゼウス達『オリュンポス十二神』の神様達には、小さく笑ってしまうようなエピソードから、ゾッとするような怖いものまで様々です。私的には、キャラクターが作りやすくて、非常に助かります……。


 ところで、アテナはギリシャ神話の中でも、少し珍しい三大処女神の1人として、数えられています。もちろん、残る2人も登場する予定ではありますが、そのタイミングがどこなのかは、秘密という事で。

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