製作エピソード:叡智の紙園の執筆に至った理由

 アテナのキャラ紹介は、いわゆるチュートリアルって奴です。今回はタイトル通り、『叡智の紙園 ~エイチノカミゾノ~』を執筆するに至った理由について、赤裸々に明かしていこうと思います。


 まず本編を見ると、嫌でも目に付くのが、です。言うまでも無いかもしれませんが、序章が終了した時点で、27人もの登場人物が存在しますww(今もなお、増え続けている為、とにかく多いという程度の認識で結構ですw


 『なんでこんな、なんちゃって群像劇みたいな作品書いてるんだ?』と聞きたくなったそこの貴方。それは私自身が、最初に思っていた事ですので、お答えいたします。


 叡智の紙園を執筆するに至った理由は、かれこれ6年前辺りから、手を加えて設定がかみ合わない部分を修正して、温め続けた構想だったからです。


 ……そうです。今、私は大学生ですから、中学生の辺りから、この構想を他の作品も書きながら、ずっと温め続けていた訳です。


 実はこの『叡智の紙園 ~エイチノカミゾノ~』に負けず劣らずの、世界観とスケールを持つ作品が、もう2つ程あるのですが、それまでカクヨム様に投稿してしまうと、私の脳みそが爆発四散してしまうので、やめさせていただきます。


 まぁ、小説を書き始めた当時から、登場人物がやたら多かったんですよ。それで、いかにして登場人物に、多種多様な(主に会話文で)区別を付けさせるかを、足りない脳みそをこねくり回して考えてきたわけです。


 叡智の紙園は、先程言及した3作の中でも、一番新しいものですが……結構詰み臭かったのを覚えています。当時の私では、表現技術に限界があったんだと思います(かといって、あのころと比べて成長しているかと言われると……私自身に実感は無いですww)


 当初の案は、前世の記憶を無くした状態で、生まれ変わった主人公が、神様や大悪魔など、少し物騒で愉快な仲間達の力を借りて、自身に降りかかる困難を振り払って、記憶を取り戻していく……という話になる予定でした。(どこにでもありそうなお話だなぁ……)


 ですが、その話を公開する為には、自分の描写技術の問題もあって、なかなか公表できずにいた所……いつの間にか、異世界転生ものがラノベのテンプレになってしまいました。


 「こんなありふれた設定になってしまった作品では、人気を獲得できる気がしねぇ!」という事で、ストーリーと主に登場するキャラクター達を一新した結果が、皆さんがお目を通されている『叡智の紙園 ~エイチノカミゾノ~』でございます。


 実に大幅な改変を行ったのですが、やはり変わらなかったところがありました。ナレーションです。一人称(主人公視点)に徹底した作品にしようと、当時の私が出来る限りの努力しましたが、いまいち魅力に欠ける。


 更に、登場人物がバカみたいに多い為、一人称にしてしまうと、活躍や出番が極端に少なくなるキャラが大勢出る可能性が高い。等の理由から、『叡智の紙園 ~エイチノカミゾノ~』にある通り、なんちゃって群像劇(群像劇モドキ?)の様な形になりました。(元々、私が一人称を書くのを、苦手としているのもあると思いますが……


 ナレーションの描写については、まだまだ磨くべき点も多数ありますので、これからも精進あるのみです。(まずは誤字脱字を無くす事から始めてじゃな……


 先程チラッと触れましたが登場するキャラにも、大幅なテコを入れました。一番その影響が顕著に表れているのは……意外や意外、実は『熾天使』の4人組です。


 実は改変する前の熾天使の扱いは……(おっと、これ以上は本編のネタバレに繋がるのでお口チャックだ。


 改変前の設定を、半ば無理やり捻じ込んでみるのも、それはそれで面白そうだという事で、頑張ってやってみました。(もちろん私の創作ではなく、神話や逸話に基づいたエピソードを、設定のモデルにしています


 今更ですが、神話や伝説について、色々と細かく調べ過ぎたような気がしてなりません。(この場面のネタが上手く伝わるかな……)とか(面白そうだったから入れたけど……これで良かったのだろうか)と思う箇所が、本編に幾つもあるんですよねww


 まぁ、形はどうであれ、この作品に対する私の愛が、読者の皆様に伝われば、私はそれで充分です。(ラファエル可愛いよ。ラファエル


まとめ


 いかがでしたか? 叡智の紙園を執筆するに至った理由。こんないい加減な作品と本編を、ご覧いただいています、皆様のインスピレーションが、ほんの少しでも刺激できれば私は幸いです。


 次回は……そうですね。熾天使のあの子と大悪魔のあの子について、延々と語ると致しましょう。


 では皆様、また私の気が向いた時に――――再びここでお会い致しましょう。

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