「蒐集」を含む小説

警視庁特殊資料調査室。 怪異の蒐集を目的とするその部署で働く僕は、見慣れぬ日記帳が自分のデスクに置かれているのを見つける。 ※『特殊資料調査室』（https://kakuyomu…

祖父の遺品を整理している時に見付けた、黒革表紙の日記帳。 そこに書かれていたのは、周囲の人々の身に起きた不幸の数々で――。 ※この作品はフィクションです ※一部、災害や事故死…

ブックハンター滝沢冬也は、古い付き合いのある奇書の蒐集家エルドフ氏に呼び出され、アリゾナの僻地に隠れた屋敷を訪ねる。

事故で両親を失い破産し、さらに婚約を破棄された子爵令嬢ステラは唯一残された財産である伯母の屋敷へ移り住んだ。そこは伯母亡き後は住む者もなく『幽霊屋敷』と噂される家だった。 今後の…

■登場人物 1 江戸窓翔也（えどまど しょうや 怪異蒐集家・解決人） 2 岸戸夢美（きしど ゆめみ 助手） ■あらすじ 舞台は現代日本。警察には解決出来ない「事…

凄絶の暴君。かつて、そう呼ばれた少年がいた。 摂理の異物‪。 それはかつて、人の世を滅ぼそうとした者。 蒐集の鬼眼‪。 それは、世界を滅ぼし得る者。 宮本陸と石楠花由香理。…

自分自身を疑ったことはありますか？　 自分が何をしているのか、本当にやりたいことなのか、本当に……。 大丈夫、気にする必要はありません。……もう遅いですから。

骨董品蒐集を趣味とする翠は新居で使う物を骨董品店で揃えることにした。新しい生活に胸を躍らせながら店内で見つけたのは翳りのある美少年の肖像画で、すっかりとその絵に心を奪われてしまっ…

【本記事における注意】 情報提供者の個人情報、事件の特定を避けるために、実際の背景・人物・その他表現の一部を脚色している箇所があります。 また本記事の読了後の、健康および身辺環境…

大規模ポールシフトによる人類存亡の危機に際し、不治の病に侵された大富豪・西園寺薫は、親友である天才科学者・アルバート・ウォズニアックに全てを託し永い眠りに就いた。人類の未来と、古…

美しいビジョンが呼吸する湖畔で、大人の男が公然猥褻で逮捕された。おれは殺人事件を待っているが、それは小説のなかでは発生しない。混紡とリンボを観点する世界で、もはや血には意味がなく…

酔狂な蒐集（しゅうしゅう）家として名を馳せてから数十年となる男の家には、特別な由縁のある品物が溢れていた。 ある日。男は闇市場的な展示会で人物絵を購入し……。 　 青羽ライト執筆…

恐れながら、読者諸君はご存知だろうか。 私たちが住まう、広大無辺に見えるこの世界を、『狭界(セカイ)』と呼ばう者たちがいることを。 ただ、どうかすぐに怒らないで、この先を聞いてほ…

即興にてテーマを決めて書いたものを直したものを置いています。 不定期更新

　メタリックに輝く青い羽を持つ熱帯の美しい蝶、モルフォ。ギリシャ語で『形態』『美』を意味し、その美しさゆえに好事家の蒐集対象になっています。その美しい蝶をモチーフとした短編小説を…

魔術というのは奥が深い。言語、歴史、数学、地理、伝統………どれを取っても、魔術ほど広義でないし、その知識量は秤にかけることも烏滸がましい。 いや、いっそ愚かと言える。 私は、決し…

　常に友人に囲まれている青龍寺（しょうりゅうじ）は大学生活を満喫している好青年に映る。しかし裏では人命に関わるシーンに遭遇しても妖怪（アヤカシ）の収集を優先する冷酷なコレクターだ…

　ファンタジーでも、アクションでも、大概は見張りや門番がやられるところから事件は起きる。 　見張りがやられて建物占拠や兵器の奪取が起きて……。 　今日、このリナンシア網羅的蒐集…

旧友から届いた手紙には「祟り在中」の表書きがあった。婿入りした旧家で耳にしたという猫の祟る井戸。奇談怪談の蒐集を趣味とする「私」はその話に興味を持つが――

　輓近、プロの小説家の語彙の尠さに喫驚した愚生は、日本語の復興の一助にでもなれば、と覬覦し、広辞苑を三回ほど劉覧し、記録しておいた語彙ノートの（ごく）一部を公開することといたしま…