蒐集家の主人公、さて今回手に入れた品は実のところ、最初に書かれたのはなんだのだろうか。それを考えるのが非常に楽しい作品です。購入した時にも見ただろうにも拘らず、己の部屋に飾られたそれを始めてかのように鑑賞する。その余韻を残したまま、一気に物語が終わる。読みやすく、面白い作品です。