「ねえね」を含む小説

付き合って間もなく半年を迎える高校生、出水悠人と天原明音。2人は最近会話が減っており、悠人はその状況をもどかしく思っていた。ある日、登校時間が誰よりも早い明音に合わせて、悠人も登…

　今日も私は、彼がいなくなったベッドで一人目を覚ます。 　とっくに冷めた温もりと、しつこく残るタバコの匂い。 　私の前では吸ったことないけど、隠れて吸ってること知ってるよ。 　…

「わたしを連れて、逃げて下さいませんか！？」 古代エジプトの都メンフィスにあるプタハ大神殿に現れた女性レクミラは、男性神官のイエンウィアに開口一番、そう求めた。 神殿の奥庭で日々…

　夏休みのとあるだる暑い日。 　田舎町の片隅にある古びたアパートの一室で、一人暮らしの女子高生、さつきは親友の楓と一緒にだらだらとアニメを見ていた。エアコンの効いた部屋の中、二人…

馬締 栞子（まじめ しおりこ）先輩。 きみと同じ図書委員。 真面目で地味で儚げで。 歳上なのに守りたくなる、そんな人。 ある日の放課後。いつもどおりの誰もいない図書室で。 き…

お供物をしなくちゃ。 今年も孫は来ないけれどアイスクリームを用意して。 ついでにあの人の仏壇に置いてしまおう。 溶けてしまえ。骨になれ。 花になったら許せますか？ いいえ、菊にな…

公爵次男の僕が王子の婚約者！？どう言うこと？僕の初恋の行く末は！！ 注意事項:BとLの話ではございません。 更新日は未定です

　あらすじ ・気がつくと異世界にいた主人公「ラッコ」は、偶然にも盗賊に襲われている亜人の少女「シル」を助ける。言葉も通じず、生活の知識も無いラッコと家族を失ったシルは共に生きてい…

　これは、由緒正しきお嬢様学園の暗部に潜み躍動する、四人の少女達の物語―― 　そう、彼女達こそが――「エロ研究部」なのですわ――！ 　下ネタ漫才・コント形式、時にカラオケいった…

サラリーマン２６歳の吉田（よしだ）は好きだった上司の女にフラレてヤケ酒をし、千鳥足で帰宅する際に電柱の灯りの下で体育座りをした女子高生の沙優（さゆ）と出会うことになる。 「ねえ…

※新作の執筆に伴い不定期更新となります。 「負けヒロインが変身ヒロインになって勝つ話」も自信作ですので良かったら読んでみてください！ ◇ ◇ ◇ ◇ ちょっ〜と家族に溺愛され…

タイトルは、実際に同じ幼稚園にいた小二女子が男子に聞いていたセリフです。 まあ、夫婦なんてこんなもんじゃないかな？

列をなす小柄な鳥たちが、溶接の定義をいかめしく囀ります。 さいらあ、さいらあ、と。 ねえ、どちらが柔らかいかな。

時は終末、世はゾンビ。地球は死に満ち溢れていた。 今や誰もが血に酔いしれる一大ゾンビ時代の中、終焉へと向かう歴史に抗う人々がいた。 彼の名は我猛心一。通称シンイチだ。 一人…

「おねがい、みすてないで、きみのお嫁さんに、して………？」 隠キャな引きこもり幼なじみに、距離を取ろうと切り出したら、狂気的に縋り付かれるフリー台本。

去年詠んだ短歌を再編集してお届けします。

　第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト 短歌の部 一首部門 参加作品。 　話タイトルと中身がそのまま同じというのもなんなので、その、ねえ？

ねえ、タカ君。 私はもう存在していないって知っている？ 私が「人間」じゃなくて、神様の子どもだってことを。 あなたと会えた日から、いつも思ってた。 いつかこうなる日が…

伝子は頷き、「よく土下座する妹だ。梶田さんのことは、結城から聞いている。がんらしいな。」と、言った。 「喉頭がんです。」と、あかりは涙を流した。 「謝るのは、こちらだ。知ってて知…

人外の男が次から次へとバディに死なれて、生きるのが嫌になる話です。 死別ブロマンスを書いて欲しいリターンズ参加作品です。