「#和風」を含む小説

とある文士の青年と、彼が遭遇したりであったりする奇っ怪なるものどものお話。 ◆ 第7回Text-Revolutions　Webアンソロに提出した話の短編連作型連載版です。 な…

京都へ修学旅行に来ていた【野分】は、縁結びに効くという石碑の前で強風にさらわれてしまう。 彼女が目を覚ますと、そこは平安時代だった。 暴漢に襲われているところを【要】という名…

乙女ゲームの悪役令嬢、ヴァイオレットは強力な異能を持っていた だが未来自分が死ぬ運命を知っていたヴァイオレットは力でねじ伏せようと奮闘する！

蒸気機関車が主要な都市を繋ぐようになってから十数年…… 丘の上にある一本桜に見守られている首都で、女学生の櫻木ゆら子は四年前に行方が分からなくなった姉の春子を探していた。 奇しく…

春緒は夏生に『ハル』と呼んでほしいと持ちかけた。理由を知った夏生は背を追い越すことを約束する。 ゆあん様主催の自主企画『筆致は物語を超えるか【春にさよなら】』に参加させてい…

二章二、三話は改稿中。 ゆるっと和風ファンタジー×ミステリー ＊＊＊ 吉原一の美貌と教養を持つ　逢花花魁。昼間の彼女は男装の麗人、人情深い侠客浪人として賭博、盗賊、辻斬りの罪人を…

その禁破るべからず。

妓楼街の鴉を連れた占いの女には逆らうなーー ただ老婆を護りたいだけなのにその腕で荒くれ者たちに「姉御」と崇められる玉彗琳。 かつて宮廷の腕利きだった賢い皇族付きの占い師とペテン…

　『考証者』と『時渡』――それは、歴史を正す役目を負う者だ。 　数年前、それは書籍の記述から始まった。 　歴史書、古文書、そうした時代を伝える書物の記述が、突然、書き換わって…

　自分の体一つで街中にある建物や壁などの障害物を乗り越え、飛び移り、可能な限り素早く移動する『パルクール』というエクストリームスポーツにはまっていた私は、ビルの屋上から隣のビルへ…

旦那様は世間で噂の草食系。がっついた感じが苦手なあたしにとっては理想のお相手。 けれど、そんな彼が最近やけに怪しい。まさか未だにめったと手を出してこないこの人に限って、浮気とかは…

時代は平安時代末期から鎌倉時代前期。貴族政治は大いに乱れて武士が台頭してゆく中で、近衛天皇の皇后次いで二条天皇の后となった『二代の后』太皇太后・藤原多子に仕えた悪役女房、小侍従が…

幼い河童の弥太はお腹を空かせながら、今日も相棒と決め込んだ神亀の千吉と共に困った主様や山神様の手助けをする旅をしていた。 千吉が大仕事を終え岩になって眠りにつく中、河童の弥太は山…

この世界を統べる、美しく気高い、鬼族たち。 その筆頭家の姫がいま、呪いに倒れようとしている。 救うのは、ふろたき女。 召し抱えられたにんげんの少女、リューリュだった。 だが、そ…

精霊と人間が共存する世界、白蓮国(はくれんこく)。王家の人間は精霊より認められ“祝福”を受け、一人前になる。 白蓮国の王女である静音は、兄が精霊の祝福を受け成人を迎えた日、王宮へ…

　光源氏推しの女子高生が、クラスメートを名乗る男によって源氏物語の世界に転移させられた。それも物語最大の悪役「弘徽殿の女御」の妹、朧月夜（おぼろつきよ）にである。 　私は光源氏…

市井に育った紅音は天弓国の盟主たる大君の血筋のものだった。大君となった紅音は想い人たる木蓮に恥じないようまつりごとに励むが、それを良く思わないものの奸計により流転の身となる。

五行『木』の精霊王である桜華(おうか)は護り人の常磐(ときわ)と主従関係であり夫婦。 2人の居である桜木の宮には2人の他に犬じゃない狛犬ズがいたり五行精霊王やいろんなお客さんが来…

育ての親の老婆と二人きりで暮らす少女、リエ。 リエは十歳になったら舟に乗って世ノ河という大河を下り、オボロ様という神様の元へお嫁にいく役目がある。その日を楽しみにして生きてきた。…