此岸の妖

川崎 昴

登場人物紹介

第一章

静音しずね

物語の主人公。十三歳。

白蓮国はくれんこくの王女だが、側室の娘であるために王妃からは冷遇されている。

王宮が妖に襲撃された際、最愛の兄と離別し逃げ延びた洞窟で力尽きようとしていた所を、精霊・‪‪ 狗々裡‬くぐりに契約を持ちかけられる事で救われる。

生き長らえたものの、王宮からは王宮襲撃の首謀者とされ懸賞金を掛けられることとなった。

物腰穏やかで優しい性格。


【‪狗々裡‬くぐり

静音に契約を持ちかけた謎の精霊。

自在に姿を消す事ができ、秘術をもって戦闘することも可能である。

黄泉の力を操ることができる変わった精霊であるため、丹芭には妖と疑われた。

皮肉屋で口数の少ない男だが、静音の事は気にかけてしっかり見守っている。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

⬛︎応舟おうしゅうの村⬛︎


丹芭たんば

静音が宿屋で出会った男。

気さくで豪快な性格であり、面倒見が良い兄貴肌。幼い頃に故郷を妖に滅ぼされ、移民の村である応舟へと流れ着き、そこへ定住した。

現在は応舟おうしゅうで海兵隊に所属しており、その頭領。背中に白いからすの刺繍が入った緑の羽織を身につけている。


彩瀬あやせ

応舟で出会った少女。

海兵隊長・丹芭の娘であり、勝気で男勝りな性格で、歳は十四。少しませている。

父親のめいにより、静音達と共に白水の里へ視察に向かうこととなる。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

⬛︎白水はくすいの里⬛︎


星影ほしかげ

白水の里の首長。頑固な性格であり、他人の話にはあまり耳を傾けない傾向にある。

見かけは二十歳ほどに見えるが、精霊の祝福により肉体年齢を止めているにすぎず、実年齢は五十。


忠海ただみ

白水の里の抱える「白水軍」の将軍。

二十五歳。生真面目な性格だが首長からの信頼は厚く、自身も首長へは堅く忠誠を誓っている。


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


久時ひさとき

静音の兄であり、国王の側室の子。王宮襲撃の際に何者かにより捕らえられ、王宮の牢獄へ入れられる。



双白そうはく

白い龍の姿をした王の精霊。

しかし現在は穢れを溜め込み、その性質を妖へと変貌させた。

王宮を襲わせ、精霊との繋がりをもつ人間を口減らしした後に地上を支配しようと目論んでいるようだが、静音が逃亡した事により計画を少し変更し、彼女の兄である久時を人質としてどこかに捕らえているらしい。


(※話の進行に併せて随時更新致します)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る