「糸 短編」を含む小説

トウム・ウルという空に浮かぶ大きな生き物の上に暮らすトウム・ウル・ネイ。 トウム・ウル・ネイの結婚は、男が女を攫うこと。ただし、攫うと言っても事前に両家打ち合わせてのことだ。 ト…

男なのに裁縫が趣味。 母親に隠れてパッチワークをしていた俺だったが、隠していたことがバレ、全てを捨てられてしまう。 家に帰りたくないと遠回りをした帰り道、ボロボロの一反木綿を見つ…

トウム・ウルは空に暮らす大きな生き物だ。翼はなく、島ほどの大きさで、泳ぐように空を飛ぶ。そのトウム・ウルの背中で暮らしているのがトウム・ウル・ネイだ。 　＊　＊　＊ これは、…

第38回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画参加作品：テーマ「最後の花火」 独りで見る花火に意味はあるのだろうか。

筑駒文藝部の部誌『Air Mail』第31号に掲載された「鳶田さり」さんの作品です。

自作「夏醒めのカタツムリ」の番外編です。 恋人同士のジュートとナツト、三角関係の真木を中心に描いた短編集です。 温かい目で見て頂いたら幸いです。

硬派を地で行く俺は本当はスイーツが好きだ。でも、幼馴染の好みが「硬派な人」なので硬派の代名詞空手を続けている。 そんな折、リビングで寝ていたら、耳元で幼馴染の月城澪が耳元で「私を…

小説投稿サイト「ノベルアッププラス」で行われていた、「海をまとう」というコンテスト参加用作品です。 最初にイラストがあって、それを基に描いた作品になります。 （イベントイラストは…

この世界では運命の相手の居場所がわかる『運命の赤い糸』が左の薬指に繋がれる。 しかしそれはすべての人にできるわけではなく、何億分の一の確率で繋がることができるまさに希少な現象。神…

短編を投稿していきます。

あなたの物語を紡ぐ糸車と世界を織る機織り機のおはなし。

結婚に興味の無かった女の子、千恵に未来の自分が「長谷川大輝と結婚する」と伝えて去っていく。 行動が変化すれば未来は変わる。千恵は自分がどうすればいいのか悩んでしまう。

人と馴染むことの苦手な高校生の倉橋 糸は、本ばかり読んでいた。そんな糸は同じクラスの須山芽衣との出逢いで段々心を開いていく。 さて、その結末はいかに。

弥太郎とお糸は幼馴染でずっと一緒だった。 しかし村である事件が起こり、状況が一変する。 弥太郎はそれ以来、刀を抜かないと決めた。 復讐という目的を果たすために。

　 　 　掴めたら終わり、ではなくて。

遠い世界の空の上。天界の北外れの森で暮らす仕立屋と、そこを訪れるひと達のお話です。揺らせば音の鳴る林檎。花をほぐした糸で縫う衣装。幻想のような現実を紡ぐ短編です。

俺には秘密がある。 両肩からナイロン糸の様な毛が生えている。 コレは"宝毛''という縁起がいいとされてるモノらしいが・・・ 俺の場合、違った。 コノ毛が両肩から出ているので俺は天…

長い入院、突然《糸電話》が届いた。そしたら母からまさかの余命宣告！ そんでもってジュース買いに行ったら美女が目の前にいた、ズキューン！　恋に落ちた！　でももう僕死ぬんですけど……