異世界の伝説の鳥「トウム・ウル」の背中で暮らす「トウム・ウル・ネイ」の生活習慣?というか、人生?をつづった短編になります。そして、その人生の中でフォーカスするのが「結婚」という一大事業。
語り口は「説明文」口調で、第三者的に、客観的に、事実を読者に伝え、行間を想像させて、楽しませることのできる物語です。そして、その表現力が「抜群」にうまい。NHKとかのドキュメンタリーを見ている錯覚に襲われます。
私は、専門分野が「説明文」ですので、この作者の「力量」を本当に思い知らされました。まるで、濃縮された極上の「エスプレッソ」みたいな味わいの小説です。
単品ですので5分もかからずに読むことができます!是非、手に取って読んでみてくださいね!