「思い 親子」を含む小説

8６歳の父が夏に亡くなりました。その3か月後、87歳の母が後を追うように亡くなりました。 もっとああすれば、こうすればなんて、今更変わりようもない事を考えています。 ぱんぱんに膨…

８年前に病死した父の書斎で見つけた日記は、とても優しく、愛に溢れていた。 物語にあるような特別な不幸も過分すぎる幸福という訳でもない家族で育った私が、同じ親になってから見つけた…

最愛の人を送り出す前に、あなたはその人のために何を作りますか？ いつも喧嘩ばかりの親子は周りから見れば、仲が悪いって思われるでしょう。 しかし、娘が結婚する前に、父は彼女のた…

エイジニア大陸にあるヘステイア王国では光神祭の準備が進められていた。 光神祭の期間で食べる事が出来るのは、天使の腕輪（エンジェルリング）と呼ばれるパンのみだった。 田舎にある…

母に捨てられる夢に苦しむ私は、恋人が浮気をしているかもしれないと思いながらも、彼に生かされているため強く言えないでいる――。

　ここに、とあるパパと息子がいます。 　息子の名前はタケシくん。いまは小学五年生です。 　ふたりはちょっと見ると、どこにでもいそうな普通の親子。でも彼らはほんの少し風変わりな親子…

「わたし達は、『人生リセマラ委員会』の者です！」 普通のサラリーマンだった僕の目の前に、ある日、そう名乗る少女達が突然現れた。 彼女達曰く『人生はクソゲー』であり、…

基通三部作の第三弾です。 最終話の今回は、無能と言われ続けた近衛基通が主人公です。 基通は後ろ盾だった平家を裏切って後白河法皇の寵臣となり、親子そろって無能と言われながらも、現…

脇野英介(59)は、ある日娘の小麦から電話をもらった。 その電話は、いま付き合っている人を紹介したいと言う電話だった。 英介はそのことを嬉しく思い、同時に昔のことを思い返すのだっ…

広瀬智也は母親から、いい歳して独身である事をとても心配されていた。ある日ひょんな事から２人で恋バナをし、その際に智也は自分の秘密をカミングアウトする。 以前は結婚の話に触れられ…

彩、25歳。 亮、17歳。 血の繋がらない親子の物語。 この作品を読んで、少しでも心が温かくなってくれたらいいな〜と思います。

高校を卒業してすぐ、わたしは挫折というものを味わった。それは、短期間での退職。 それから間もなく、わたしの母までもがパート先を辞めることになり…仲良しだけれど、共にワガママで…

　年末、木枯らしが吹き荒ぶ自然公園で起こった殺人事件。容疑者として逮捕されたのは、木場の上司であるガマ警部だった。黙秘を貫くガマ警部の無実を晴らすべく、木場は検事を目指す妹、茉菜…

母の側で過ごしながら見つめた時間。 母の元に生まれてきて良かった、ありがとう。そんな感謝の思いを込めて詩集にしました。

本作はとある王様がとても難しい選択を迫られるお話です。作中で正解は示されませんし、そもそも無いと思います。きっと読者様の数だけ正解があるのでしょう。 たった２０００字ほどの短編…

１話： … 　名前を呼びかけて近づこうとする。が、歩みを止め、ゆっくりと後ずさる。 　人だと思ったそれはさらに大きくなり、その姿を現した。 「……」 　恐怖で身がすくむ。背中に…

とある母親の語りです。二〇二一年夏ならではのお話。 短いので簡単に読めます。隙間時間にでもお読みください。

一児の母である秋は、不治の病で死の瀬戸際に立たされていた。死ぬ前にせめて、息子である俊多の幸せな人生を拝みたい。そう願った秋は、なんと未来にタイムスリップしてしまう。 そこで高校…

　すべての物語を恋愛をベースとして書けたら良いなと思います。

外資系投資銀行に勤務する祐介は仕事に邁進し、これといった趣味もなく、タミオと名づけた淡水魚のタナゴを飼うことが唯一の愉しみだった。ある夜、バーで旅行代理店に勤める繭子という女性と…