「忘」を含む小説

　私がカクヨムで皆様の作品を読んでいて感じたことの中から「自分の作品にも取り入れよう！」「自分の作品を書く時には注意しよう！」と思った点を記していきます。いわば自分への忘備録です…

二百有余年の泰平を謳歌する爛熟の江戸。 あらゆる遊興の類が世に繚乱し、人々は挙って戯作や芝居の乱脈に酔い痴れ、歌舞音曲の享楽に耽って華やいでいた。一方、武門にあっては、微睡みの…

　かの世界に「日汎」と言う王国が《《あった》》。 　ん……なぜ「《《あった》》」って過去形かって？ 　だって、その国はもう無いんだもの。 　まぁまぁ遠い昔に、大陸からの侵攻…

「忘れた方が気が楽だ」と思うのですが、実際忘れると人ってどうなるんでしょうね。幸せなのかな。

中学生時代に吹奏楽部に所属していた佐野正樹は、出席した同窓会で先輩である澤村春美のことを思い出す。 中学生の頃、春美に恋心を抱いていたが正樹だが、親友が自殺した原因が春美だと思っ…

「お父さん、あなたツッコミどころが多いですよ。」 これはあくまで“架空の誰かの物語”と思っていただきたい。 なんか気づいたら団塊の世代の父と暮らしている。 DV・モラハラ・毒…

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※第7回角川文庫キャラクター小説大賞　一次選考突破作品 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 天才的な…

いつかヒストリカルなロマンス小説を書きたいので後学のために？図書館の海外文学棚の翻訳ロマンス小説を片っ端から読みあさることにしたはいいけど、どれを読んだかわからなくなると困るので…

私、知ってますよ。忘谷に行く道。国道231号っていうんですけど。 受賞のご報告と、拙作『忘谷拾遺』を書いたときの覚え書きみたいなやつです。近況ノートに書くには長過ぎたの…

真偽の怪しい情報を元に、平和維持軍は砂漠の中のダム警備に赴く。その一員である僕はひたすら続く炎熱地獄にほとほとうんざりしていた。予想通り半日を過ぎて敵影は皆無。そんな中ある騒動が…

「記憶の宝石館」。 　門田町、立石地区、まるめろ商店街の隅っこに恥ずかしそうにたつその店に一人の少女がやって来る。 　失恋相手の名前を思い出したい彼女を出迎えたのは……見た目は…

昭和六十年の初冬、父親の実家がある僻地・忘谷(わすれだに)。過疎の進むその集落で、友達のヨシくんに誘われ入り込んだのは――。 芦花公園ホラー賞参加作品。

　以前に「小説家になろう」に投稿したエッセイから、あちらでの活動に関わる項目を除いて、抜粋して転載します。伏線について考えたことや、視点について考えたことなど。他人様の作品につい…

昇格鬱になったアラサー女子の退職から療養、仕事復帰までの話。

※この話はフィクションであり、現存の凡ゆる個人及び団体とは一切無関係であります。ご了承の上、お楽しみください。 旧本居宣長邸鈴屋の移築に際し、敷地内から一通の手紙が文箱に入った…

ナトリカシオさん(https://kakuyomu.jp/users/sugar_and_salt )原案の世界観共同型創作 『LOSTプロジェクト』の作品です。 LOSTの出…

ある朝、妹から受け取ったのは、二丁のモデルガンだった―― 入学式の日、突然の雨に降られた秋月日向。 公園で雨宿りをしていると、瞬く間に世界が止まった。 困惑する彼の前に現れる妹。…

主人公水野一哉は高校3年生。 高校3年の5月、一哉は自分の部屋から 趣味の星座鑑賞をしていた。 星座をみながら…自分の初恋の相手 西村愛理のことを考えていたのだった。 どうしたら…