「中国歴史」を含む小説

「台湾」の物語です。 数年前、mixi日記に書き、はてなダイアリーにも転載したものです。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=120221498…

昔、中国の江州に住んでいた李逵（りき）という男は、とてつもない巨体と怪力で恐れられていました。考える事や力加減は苦手で、善悪の判断も良くわかりません。そんな彼は、宋江（そうこう）…

『序』のみ公開中です。 『登場人物』および本編は、改めて公開させていただきます。 《参考資料》 ・国立国会図書館 　『明月記　第三』明治四十五年　国書刊行会 　『安部晴明簠…

【KAC2021】参加作品 ヒロは盗賊を退治した報酬として、宮中の書庫に入れさせてもらった。 「私と読者と仲間たち」 あえて”歴史”ジャンルに挑戦。 その意義を感じていただけれ…

　複数の胡人（北方騎馬民族）が中華に進出し覇を競った五胡十六国時代の事。 　漢人至上主義の下に起こった胡人大虐殺により、数十万人が殺され、その遺体は荒野に打ち捨てられた。 　そ…

盛唐時代を代表する詩人、李白。彼にはもう一つ、「剣客」としての生き様があった――。 侠客たちが剣を競う武侠世界を舞台に、剣侠・李白の冒険を描く！ ギャグあり、シリアスあり、アク…

「世人可知《孢摺諫》全貌？」 「不知。」 「世人可知我全貌？」 「不知。」 「你，可知我全貌？」 「我知。 你非書諫， 我非世人。 」 每…

三國志をタメ口にしてわかりやすくできるよう頑張ったもの。

聊斎志異のような怪異譚の数々が、緩やかにつながって現代の都市に流れ着く。 一話完結の怪異譚は、短編としても読める構成。怪異譚ではない構成の話を通じて、だんだん話がつながっていき…

「皇太子の妃には、強い女子がふさわしい」 皇后が残したその言葉は何をまかり間違ったのか字面通りに受け止められてしまった。 この世でもっとも強い女性を皇太子妃に据えるべく、今ここ…

高校を卒業して高校生という肩書を失ってしまい、 ルポライターを自称する主人公が異世界を目指すお話。 一応タイトルごとにリセットされているので、気になったところから読んでも大丈…

『墨子』に記された、周の宣王と大夫杜伯にまつわる不気味なお話

唐の貞観２１年（西暦６４７年）、１８歳の娘、王玄策を正使とする使節団は唐の都長安を出発し、天竺に向かった。 しかし使節団員たちは癖のある者ばかり。副使の蒋師仁には、この旅が平穏無…

　実在の音楽家の曲から着想した短編です。名前も其処から拝借しました。

これは中国人に深い印象を与える大地震です。震源地は中国西部の最大都市である成都から100キロ未満です。 12年が過ぎました。災害の傷跡はもうないようです。人々の生活はもう正常に…

楚を下し、大陸を統一した漢王朝。その統一事業には多くの障壁が存在し、ともすれば帝国そのものを瓦解させる恐れがあった。……劉邦の腹心で軍師として名をはせた留侯張良は、息子の不疑をつ…

　最近は漫画「キングダム」のヒットで注目度の上がってきた中国の戦国時代（紀元前３，４世紀）は、都市を囲む城郭が急速に巨大化し、最大規模のもので城壁の厚さ２、３０メートル、全周２０…

　栄の国には女子は成人の証に歯を抜く風習があった。しかし都・楽安で育った史湘雲(ししょううん)は父の方針で歯を抜かないまま十九歳を迎え、気ままに書画を愛でて暮らしていた。その年、…

　始皇帝が没した。 　宦官趙高は、始皇帝の寵愛を受けていたにも関わらず、時期到来とばかりに謀を巡らせる。 　秦帝国滅亡の原因ともなった趙高の側面や内心を、丞相李斯、二世皇帝胡亥…

中国史の人物評伝を書いています。 いずれは中国歴史小説を、書きたいと思っています。