タメ口三國志

@gelila

四知(しち)

四知しち

ってのは、四人が知るってことなんだよね。

これ有名な言葉なんだけど、どういうことかは後で説明あるから安心してね。

この言葉を残した人が今のところ主人公的な感じで歴史を動かすかもしれないし、動かさないかもしれない。

その人が

楊震ようしん

なんだけど、まずは彼について。

彼は華陰かいんってとこで生まれたんだけど、まあ華山の北って意味だよ。

ここは、函谷関かんこくかんっていう有名なところの西の方にあるよ。

函谷関はこれからも出てくるから覚えといてね。

皇帝が光武帝のときに生まれたのが楊震なんよね。

この時代の人はややこしいことに名前を二つ持ってて、本名みたいないみなと、外向きのまあペンネーム的なのがあざななんだけど、

楊震のあざなは伯起はくきって言うんだよね。

楊震のひいひいひいひいひいひいおじいちゃんみたいな人が楊喜ようきって人なんだけど、まあ今からその人の話に入るね。メインは楊震くんだからわすれないでね。

劉邦りゅうほうさんって人と項羽こううさんって人が戦ってた時代に劉邦さんの味方として戦ったのが楊喜さんなんだけど、項羽さんが逃げていって烏江ってところについたときに馬を降りて戦ったのね。一人で数百人を殺してしまったんだけど、疲れたのか自分の強さがむなしくなったのか知らんけど自分の首をはねて死んじゃったんだ。

もうその死体を少しでもとって持ち帰れば大金持ちになれて土地も持てた。

楊喜さんは執念でなんとか一部を持ち帰れて、候って偉い人になれたっていう。凄まじいお話だね。

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