「呪われしもの」を含む小説

呪われた女。 私がそう呼ばれるのはもちろん理由がある。 そんな私の呪いの一端をお届けしよう。 ……カッコよく言ったけど、私のやりきれない思いを綴っただけ。 友達は呪いに慣れすぎて…

妖。それは古来より、人類を脅かす超常の力「呪術」をもって、多くの破滅と殺戮をこの世にもたらした。 そして当世でもまた。妖はあらわれる。人の姿をしていながら人を殺すそれは『おそろ…

神に呪われた盲目の王子アーシュカは、その呪いを解くために巡礼の旅に出る。 王子に付き従うのは、流れ者で素性の知れない「青騎士」と呼ばれる男、ただ一人であった。 第一回神ひな川…

『流星の子どもは禍《わざわい》を呼ぶ。赤い死神星が降る夜に子どもが生まれたら、情をかけずに殺しなさい』 　220年に一度、死神星という名の彗星が飛来する夜に生まれた子どもには魔性…

私、枝木さくらは普通の小学生。 親はちゃんと生きてるし、 誰かから呪われているわけではないし、 異世界転生しているわけでもないし、 反社会勢力には関わったことがない普通の小学生。…

『千剣』と呼ばれる呪術師の琥月遥斗と弟子の紅音陽菜は任務で呪いの化物――『呪魔』と戦い倒したものの置き土産として残した『残呪』から遥斗は陽菜を庇い呪われてしまう。そして目覚めた遥…

生来の呪いにより疎まれ隔離されていた彼女は、16歳の誕生日を以てその生涯を終える筈だった。 そんなお話はすっかり変わり果てたものとなり、姫を呪った悪い茨の魔女のせいで、城は滅…

　ごく普通の女子高生、凜は、ひょんなことから異世界に迷い込んでしまう。 　そこは、人を呪う魔力を持つ人間である強者と、そうでない人間弱者とが生まれながらに区別され、弱者が強者に虐…

毎日のように飛んでくる名詞。そんな日々に嫌気がさすこともあるけれど、なんか楽しく感じるんだ。懐かしい毎日が見ていられるし、それにそんな名詞に助けられたこともあったりね。超短編集で…

普通の村人であったクレスは、魔物と戦いあっさりと殺されてしまう。 そのまま人生が終わるかと思われたが、なぜか再び目を覚ます。 自分を殺した魔物の体から生えた触手の一本として。 …

今は昔、食物連鎖の頂点に立つモノは人に非ず、“鬼衆（きす）”と呼ばれるあやかし也。 鬼衆共に怯える日々、すがるものといえば神の教え、そして、奇跡のみ。 唯一、鬼衆共に対抗できると…

不幸にも呪いという状態異常を持ったまま産まれ牢獄に監禁されていた少年。呪いのせいでどんなに修練してもスキルは習得できない。ある日そんな少年に牢獄から脱出のチャンスが訪れ外の世界に…

一年じゅう雨が降り続けるこの土地の者は、太陽を見たこともなければその概念も持たない。その地に女憑物落としが訪れ、「この雨は呪われている」と一喝。雨を上がらせる儀式を執り行う。

異世界転移した私は、助けてくれた王子に掛けられた呪いに巻き込まれて〝生贄の魔女〟になった。 王子と共に古城で幽閉される中、番を探す美しい火竜に出会い、惹かれていく――。 ◆ムー…

「……ゴブリン……？　こ、今度は俺、ゴブリンなのか……？」 　気づいた時、俺はゴブリンだった。 　これは一体どういうことだ？　こんなこと、過去には一度もなかったはずなのに。 　…

僕は君に呪われている。 別れを切り出したのは君なのに、三日に一度君の夢を見る。 一目惚れをした、元恋人を僕はもう二度と忘れることはできない。 未練タラタラの僕のお話です。 あなた…

呪われたカエル王子のアルバートが次々と難題に直面します。アルバートはソフィアを手に入れることができるのか。そして従者ロアンは自分の思うように幸せに生きることができるのか。この話か…

鬼の呪いを受けた青年は、運命の少女と出会う。愛し合う二人だったが、体が繋がることができない理由があった。見た目は２２歳、実年齢136歳の青年には、少女には決して知られたくない秘密…

　幼少期の記憶を失った中学生の少年・愛沢ユウは、育ての母であるトウコと一緒に穏やかな日々を送っていた。 　しかし、学校に現れたサイキックの殺し屋・エースによって、平凡な日常は凄惨…

【あらすじ】 日本とイギリスのハーフである高校生の王子くん（※キラキラネーム）は、女性アレルギーのせいで、超イケメンなのに未だ童貞だ。 そんな王子の前に現れた動くぬいぐるみ（※中…