ラブコメに必要な要素は主に2つだと、個人的に考えています。
一つは主人公の目的『ゴール』。
今作の場合は「呪いを解いて普通に女の子と付き合えるようになる」がそれにあたります。
二つ目はそこに至るまでの過程『どうやってそうなるか』です。
これは「キスをして呪いが解く」となっています。
本作は、この二つの要素を『呪い』というものを上手に使って構成しており、キスをするために行動する主人公というものが違和感なく書かれていると思いました。
また、よくあるハーレムもののように、女性キャラが無条件で主人公を好きになるようなこともなく、それぞれのキャラに人間性としての芯があり、とても好感が持てました。
呪いを解くためとはいえ人の好意を利用していることに苦悩する主人公など、それぞれのキャラの心情や内面も細かく書かれているのも良かったです。
これからどのように展開していくのか、先が楽しみな作品です。
ラブコメを読むと「ラブ」の要素が強い作品が多い感じがしますがこの作品は「ラブ」も「コメ」もしっかりやってます!
主人公の王子くんにかけられた死の呪いを解くためには、女性に触れるとお腹を下す体質(実際は呪いですが)でありながら、女性とキスをしないといけない。
その設定からしてもう面白いです。
タイトルの通り10人とキスをする必要がある訳ですが、現実的に攻略した女性はゲームとは違い存在します。
その存在している状態で次の攻略対象に行く訳ですから人としては最悪な状態、この辺りも上手に取り入れてお話しは進んでいきます。
攻略対象の女性達も個性豊かで魅力的です!
魅力的な登場人物とテンポの良い会話に惹き付ける展開。是非とも読んで欲しい作品です。
『女性と接触すると激しく腹を下す』という何とも世知辛い呪いを受けてしまった超絶イケメンの主人公が、元凶であるパリピなテディベア()とともに解呪に向けて奔走するラブコメディ。
一見ぶっ飛んだ設定に見えながら、テディベア()と邂逅するシーンの導入や、初めてのキスを経てから明かされる事実など、序盤から物語構成がとても丁寧だと感じました。
ギャグパートも軽快。好色で知られる偉人やら芸能人やらが言っていたような迷言を交えつつも、それらを古臭く、あるいはクサく見せないようなセリフ回しをされていて、心地よくにやにやできます。
そしてタイトルにもあるように、本作の見せ場は「キス」。
これまで女性を避け続けていた主人公がパリピの助力を受けながら必死に口説こうとするシュールさをベースにしながら、ヒロインたちの「どうしてキスをする決断に至ったのか」という感情が差し込まれることで、テンポよくムードを作り込んでいく筆力はお見事です。
見出しにも記したとおり、ひとつひとつがファーストキスなのだと思わされました。決して「次の女性とのキス」ではなく、今の相手とする初めての、大切な一瞬です。
だからこそ主人公は、騙すようにしてキスをすることに胸を痛めていきます。
上辺の言動はこなれていきながらも、まだまだ初心で、けれど心優しい。そんな主人公の『次のファーストキス』、楽しみにしています。
あと紺奈かわいい。
呪いのせいで、10人とキスしないと死んでしまう主人公。
けれど、彼は超イケメン。楽勝、楽勝……ではありません。
彼は、その外見とは裏腹に、自分に自信がないがゆえの残念イケメンです。
その残念っぷりは、まず第1話を読めば分かるはず。
一気に、物語に引き込まれます。
女心がリアルで怖い……ではなくて、素晴らしい。
設定が軽いノリだから~と思っていると、足元をすくわれます。
深いです!
解呪のために、好きでもない女の子にキスするのは外道。
そのことをちゃんと分かっている彼に好感が持てます。
指南役(に、なっていないこともあり)のテディベアとのコンビも最高です。
5話読みから失礼致します*
あはは、最初相互はどうかなぁと思っていたのですが、文句なしにレビューを書いていました(笑)
クマちゃんが関西弁なのも可愛かったですw男たちの性格が駄メンズっぷり凄いんですけど、憎めないというw
常識的で懐の深いアカ姉ちゃん推しなんですけど、今後のヒロイン達もどんな子たちが出るんだろうって楽しみですわ~!
とはいえ呪いの説明を全員にするかとかも分かれるとは思うんですが、何とも女のてk…ゲフンゲフン。呪いが無い代わりに現代では物理攻撃があるので、刺されない程度に解呪頑張ってくださいと主人公を影から応援してます(おい
企画ともども読ませて頂きありがとうございました~*