「終わる 世界」を含む小説

終わりなんてこんなもの。

「ねえ、もし明日世界が終わるとしたら、どうしたい？」 　三年前、今より少し幼い彼女が訊いたその質問を僕は憶えていた。これは、終わる世界と、僕たち二人の最期の物語。

紫陽花のように誇らしくなくて、一等星のようには胸を張れない物語。

「今から５分後に世界が終わるとしたらどうします？」 後輩から繰り出された質問に、主人公は答えを考える。 しかし作り始めたカップ麺が頭の片隅で邪魔をする。 そんな二人の問答を描いた…

超巨大隕石の地球衝突が明らかになり、世界中で混乱が起きた。 そして月日は流れ、今から五分後に、隕石は地球に衝突する。 そんな中、俺の弟はなぜか庭で土いじりをしている。 一体何が目…

毎日毎日、友達と遊ぶ事すらもせずにひたすら ゲームに没頭するゲーマー東野達也はその日も学校が終わるとすぐに家に帰ろうとしていた。 しかし、、、、 目が醒めるとそこは今まで見た…

立てばボールが当たり、座ると椅子が壊れ、歩くと溝に落ちる。 そんな不幸体質の少年――木野枝始貴は、突然空想上の生物に襲われた。 ――天使。 神々しくも荒々しい存在から始貴を助け…

世界四ヵ所に突如として出現した“穴”は、それぞれ別の世界――異界へと繋がっていた。異界調整官となった阿佐見桜は、異界における日本の領土、蓬莱村を円滑に運用し、異界人たちとのトラブ…

　人間には感情なんて荷が重すぎた。感情、をつかさどる細胞はじつはそれだけで意思があり制御機能があり統率もできてつまりどういうことかっていうと、感情、っていうのはそれだけでひとつの…

「彼」が目覚めると目の前には少女がいた。狭い部屋のなか、彼はあぐらをかく格好で後ろ手に手錠のようなものにより拘束されている。少女は謎の言語で言った。mazefate cu?と。地…

神條月詞さんの企画 #明日を紡げ のお話です。

男と男の恋愛短編集。 死ネタや女装など私の趣味に走ることが多いと思いますが、読んでくださる方々の心に刺されば幸いです。 ｢大好きだよ、佐東さん｣ 幸せな二人の不幸な話。 ｢…

　高校3年の御手洗 小豆は年下の交際相手である茶柱の家で寝泊まりを繰り返していた。 　両親を亡くした小豆は、しかし彼らに関する一切の記憶を持ち合わせていない。帰宅すれば空っぽの部…

20万PV突破！ Vol.1〜50まで大好評公開中！ テンプレート内容にて蔓延している異世界モノ。 もはや言葉を書く必要もなく、ニュアンスで言葉を紡いでいけば、なんかそれっぽい…

大学生の夏川-なつかわ-は先輩の秋元-あきもと-を乗せ、車を走らせていた。 あることがきっかけで、目的地に着くまでの間、いつもの通り取るに足らないお喋りをすることに。 それは、た…

終わることのない全身の痛みを抱えて少女は生きている。 世界は痛みに溢れていると気付いた日、彼女は変わった。 この痛みは、私のものーー

異世界転生ものがやたら溢れていると聞き、いくつか作品を見てみるも――なんというか、作品によっては似たり寄ったり。 しかも大体が王道ルート わざわざ面倒に書かなくても、異世界転…

ある日を境に世界中から子供が産まれなくなった。どんな名医が手を施そうと、最新鋭の技術を駆使しようと、誰一人それに抗うことは出来なかった。人々は子供を産むことを次第に諦めるようにな…

記憶を無くして目覚めた｢アイ｣は、世界が蒼穹の下にあり、緑に満ち溢れた広大な地平であることを認識する。 そこで出会った自分と同じ存在である｢ヒト｣と、二人きりの生活を続けていくに…

度重なる不幸に失望し、自殺願望を持った主人公。様々な方法で自殺を試みるが失敗に終わる日々。しかし黒猫を助け事故に遭ってしまう。そして死後の世界で主人公を待ちうけていたのは……!?…