概要
僕は死後の世界で、猫の紳士と旅をする
度重なる不幸に失望し、自殺願望を持った主人公。様々な方法で自殺を試みるが失敗に終わる日々。しかし黒猫を助け事故に遭ってしまう。そして死後の世界で主人公を待ちうけていたのは……!?
――弟を交通事故で亡くして二年。
主人公の家庭は崩壊し、理不尽な不運が度重なるようになる。不幸に耐え切れなくなった主人公は、自殺未遂を繰り返す。しかし幸か不幸かそれはなかなか成功しなかった。ようやく主人公は自殺を諦めるが、諦めた途端呆気なく交通事故に遭ってしまい、死後の世界へ来てしまう。三途の川で出逢った水先案内人の猫の紳士は、主人公の死の不審な点に気づく。そしてその真相を明らかにするため、死者の国へと向かった。だが死者の国は、二年前の大災害によって未曾有の危機に瀕していた――。
次第に変化していく主人公の
――弟を交通事故で亡くして二年。
主人公の家庭は崩壊し、理不尽な不運が度重なるようになる。不幸に耐え切れなくなった主人公は、自殺未遂を繰り返す。しかし幸か不幸かそれはなかなか成功しなかった。ようやく主人公は自殺を諦めるが、諦めた途端呆気なく交通事故に遭ってしまい、死後の世界へ来てしまう。三途の川で出逢った水先案内人の猫の紳士は、主人公の死の不審な点に気づく。そしてその真相を明らかにするため、死者の国へと向かった。だが死者の国は、二年前の大災害によって未曾有の危機に瀕していた――。
次第に変化していく主人公の
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!個性豊かな猫たちと一緒に、生と死、不幸と幸福の謎に迫る!
不幸続きの主人公は、黒猫を助けようとして三途の川を渡る。しかし、その黒猫は死神であり、主人公は何かの陰謀に巻き込まれた可能性が出てくる。案内人の猫は地方の侯爵であり、主人公を助ける。そんな中、主人公は三途の川のほとりで、亡くなった実の弟と再会をする。しかし何故か弟の記憶はなくなっているようなのだった。死者の国に行こうとした主人公は、猫たちの王に出会うが、それはかつての祖母の飼い猫で……?
死神の猫。侯爵猫。王女猫。大臣猫。研究者猫。助手猫。猫だらけなのに、どの猫もキャラクターが細かに描き分けられていて、読んでいてシリアスなのに、想像すると笑える部分もあるという猫好きにはたまらない作品だ。…続きを読む