「植物」を含む小説

植物擬人化(?)シリーズ とある魔女が暇つぶしで始めた観察記録

　遙か未来。人は太陽系外へと進出した。何十年、何百年もの歳月をかけて宇宙を横断し、人の住める恒星系を見つけては植民を推し進めた。しかし爆発的に拡大していく人類の生存圏に反して、星…

「うるさいのは、嫌いなんすよ」 「君と私じゃ、幸せの形をしたパンは分け合えない」 「役目は人を悼むことだよ」 「君の思い描く僕が、君にとっての僕さ」 殺人鬼と食人鬼と墓守と演…

　火星で発見された人工物から光の三原色が放たれた時、出来事（事件、異変）の歯車が噛み合い動き出す。 　カルス（植物の未分化細胞）を利用した、ATPエネルギーで動くバイテク製品が殆…

1. 林の小径ー　武蔵野の林の小径を行き交う半世紀前の女子学生の生態。３０首完了。　 2. 夏至祭ー　夏至祭りの頃フィンランド、ドイツ他ひとり旅の歌。 3. 春の葬儀ー春の心象…

ある日、身体に登山家が登っていることに気づいた主人公。 必死の抵抗をするも登山家は頑強なメンタルで頭頂を目指す。 もういい加減ほっといてくれーー！！ ↓前回の投稿↓ 『母さん…

「グラプトベリアは時間にルーズ」 　近未来の日本。アラサーOLの瞳子は仕事で疲弊し、彼氏にもフラれてしまう。 　そんな折、友人に勧められて買ったのは植物の言語を人間に分かるように…

異世界転生ものに近いです。 中華風もファンタジー風も王道中世もスチームパンクも描けたら楽しいなぁと思ってます。

高校の卒業式に幼馴染のミホコとつきあいはじめ、その帰りに事故に遭ったタケ。 植物状態になったことを、自分でもよくわかっている。 タケは、中学のときに亡くなった幼馴染のショウとと…

人は幻覚と真実の区別が難しい、未来のMMORPGは異世界生活さえ実現するでしょう。もしあの時一番人気を誇るゲームはエフェス・レ・メア百年戦争なら、きっとそれはリアルよりも真実、そ…

　使い魔のトリに魔法を使えるようにしてもらった魔法使いのソウヤは、ある日クラスメイトのユウカを発見。どこかに向かう彼女に興味を持ったソウヤはこっそり後をつける。辿り着いた場所は魔…

ご無沙汰しておりました！ いつも投稿しているものとは毛色が違いますが、Twitterでフォロワー様にご支給いただいた写真からイメージして書いたショートショートです。

体から木が生える謎の奇病、「植生病」。 その病を背負って生きる少女が春に生やす植物はヒノキだった。

わたしが想いを寄せる霧山くんは、植物状態になってしまった。そんなとき、わたしは人魂に語りかけられる。「君に幸あれ。幸福は奪うものだ。なりたい人になれる能力を授ける」と。でもわた…

林道建設で、伐採されてしまう木のお爺さんの話。

叔母夫婦と同居するニーナは彼女自身に貼られたレッテルのために不登校で人間不信だった。 ――シリガルオンナの娘もシリガルオンナ！ そんなことあるわけないのにばかね、と笑う元気もなく…

薬草（HERB）それはゲームにおいては、ほんのわずかに体力を回復させるだけのアイテム。 だが考えてみてほしい、ほんの僅かとは言え、負った傷を瞬時に回復させる品物が、もしこの世に…

相模弥凪《さがみやなぎ》は、少し変わった名前というだけの、花が好きな男子高校生。姉の雛《ひな》と一緒に売れない花屋を営みながら、幼馴染の御風詩織《みかぜしおり》を入れた三人で平凡…

——わたしは、かつて見た桜の色を今も思い出せないままだ。 旧・下木潟(シモキガタ)村。伝統的な東アジアの農村の姿を映し出すこの集落は、木星の南半球上空だいたい六十万キロメートル…

植物しか愛せない大学生の慎太郎は、大学で、蓮のような傷を持つ明日香に出会う。 植物しか愛せない――それでも人間を愛したい慎太郎は、明日香に話しかける。 しかし、蓮のような傷がコン…