ミホコが良い女だなと。植物人間の意識の描写が上手ですねー。
ゆらゆら揺れる意識がもう少しではっきりしそうな、そんなもどかしい気持ちを味わった。 彼女に余計な負い目をかけている、と自分を責める主人公の姿は誰でも共感できるだろう。自殺した同級生はそんな彼にとって良心の象徴ながら、少しずつ依存の対象にもなりつつあったのではなかろうか。その危うさが、彼女の思いきった決断で、まさにカタストロフィをもたらした。 詳細本作。
閉じ込め症候群というやつです。意識があるのに外界に表現できない。自殺した幼馴染なんかもあらわれて、主人公の背中を押してくれる。凝った舞台装置を使っています。
ピュアっピュアな頃を思い出す話。こんな時も絶対皆あった筈。読んで少しだけ思い出すのも良いと思う。