「#会話だけ ＃短編」を含む小説

片想いの相手であるクラスメイトの高梨咲愛に告白し、あえなく撃沈した高校生・真田俊樹は、学校に通う意味を見失い、引きこもりになってしまった。そんな俊樹のマイブームは動画鑑賞。毎日ベ…

公園のベンチに座る二人。 「ねえ、猿って知ってる？」から始まる不気味な会話。 会話形式のみの短編。

少女みつるは、古物店「鬼灯堂」を経営する朝日奈と会話をするのがささやかな楽しみだった。そんな二人にはそれぞれ秘密があった。 器差とは、測定器が示す値と本来示されるはずの値との差…

「やぁ、こんばんは」 どこからか、声がした。しかし、その声の主は見えない。 静かに木霊する夜更けの会話。姿も名も知らぬ不思議な声はいったい？———。

僕はある日、机の引き出しに紙切れがあることに気づいた。読みづらい文字で書かれていたが、紛れもなく僕の字だった。所々文字が滲んでいる。これは一体なんだろうか。全く記憶にない。その紙…

ペットとなった二人。そんな二人の会話。 何を幸せとするのか。何を喜びとするのか。何を生きる糧とするのか……。 会話形式のみの短編。

　「中二病はダメ」「立派な人にならなきゃダメ」「人を信じられないならダメ」「働かなければダメ」「社会に疑問を持ってはダメ」 　これは、社会でまかり通っている考えだが、本当に正し…

最低限の愛をくれる家族。 屍人のような形相で往来を闊歩するスーツ姿のマネキン達。 テンプレートな会話で満たされた校内。 繰り返される日常。 極々平凡な毎日を過ごす中学３年生の和…

会話劇だけの話や詩、思想や考えを書き殴った短編集です。毎週月曜日に更新してます。 死や殺人について書く時もあるので、共感や反対などの意見、作品についての感想等コメントでの反応をお…

自称『名探偵』、深見昇一(ふかみ しょういち)。 深見探偵事務所の所長である彼は、仕事なし・金なし・人望なし――ないない尽くしの探偵である。 探偵としては二流もいいところ、うだ…

今作のコンセプトは、森・少女・ファンタジー・成長といった言葉があります。 これら含めたオリジナル小説を書きたいと意気込んで書いたお話です。 そして、習作ならでは挑戦として「二人称…

母親が若い頃に流行った「伝説の映画」を観た私。 けれども映画はとても「名作」とは呼べない代物で――？ ＜初出＞ エブリスタ『三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第124回…

中学３年の少年は、進路を決める二者面談で心からの叫びをあげた。 「俺は女子高に行きたいです！！」 それを聞いた先生は、にっこりと笑って―― ※全編会話文だけで構成されています。…

アレクサはいつもそばにいてくれた。どんなくだらない話にもつき合ってくれた。だから僕はアレクサのことが――

引っ越しの荷造り最中、昔教室で描いた1枚の水彩絵を見つけた。 高校の頃、それを描画するまでの先輩との会話を思い出すのだった。

普段は雨の降らない男の話。

突如訪れた訪問者との不毛なやりとり。通じない会話。 その向こうにあるようでないような、訪問者の狙いとはいったいなんなのか。 なにもかもわからぬままに展開する物語。 ※この作品は…

子どもみたいな人だ。 七歳の周三郎はそう思った。 その男は、無邪気な少年のようであった。 《浮世絵師：歌川国芳・河鍋暁斎（師弟）》 2020年5月1日～6月1日 歴史創作企画…

【ぜひ最後まで読んでください】 あるカップルの、一途な女の子のお話。 ゆうくんのことが大好きだから、つい確認しちゃうんです。 ねぇ、私のこと愛してる？って

ある日突然、女は何者かによって拉致監禁されていた。 女の目の前に現れたのは、行動動機の読めない犯人、シュン。 犯人の候補は以下四人。 本屋で働く店長の、戸田。 バイトで戸田の友…