「乗せて」を含む小説

家の物置でギターとバンド「ＭＥＳ　ＣＨＥＲＩＳ」のＣＤを見つけたときから、僕は音楽に魅了された。音楽が禁止された世界、今や誰も使わない音楽室の片隅で、僕はひとりギターを弾く。 …

突然、人がいなくなって、人口が１万分の１ぐらいに激減てし、文明が「終了」しちゃった世界を、女の子と二人で旅してゆく話。 道端にコンビニ完備の、ゆるサバイバル・スローライフです。 …

語源はポルトガル語のbateira（バテイラ＝小舟・ボート）から。1893年頃に大阪の寿司店がコノシロの片身を開き舟形にした物を使った寿司を考案し、コノシロを開くと尾の方は細いの…

語源はポルトガル語のbateira（バテイラ＝小舟・ボート）から。1893年頃に大阪の寿司店がコノシロの片身を開き舟形にした物を使った寿司を考案し、コノシロを開くと尾の方は細いの…

部屋の荷物を片付けながら、昔の出来事を思い出す女性のお話。 書いてから時間の経った作品ですが、しばらく離れていた執筆活動を再開する記念として投稿します。 全体的に動きの無い地…

多くの人々がその幻想に酔いしれ、また深い哲学に頭を悩ませた謎多き岩手の詩人、宮沢賢治。 誰もが思い浮かべた銀河鉄道の幻を今新たに描きました。 あなたの駅はどこにありますか？

源氏物語サイドストーリー 六条の御息所の物語です。 斎宮群行に乗せて物語は進みます。 後日譚「いまひとたびの」もぜひご一読下さい

白いシルクハットに白いマント。上から下まで白ずくめの魔法使いキィ。 肩に金髪金目、褐色の肌を持つ少女ク・ルゥを乗せて、彼は世界を駆け巡る。 たまにミステリー、なファンタジー短編…

歌う風の森、という世界の短編集。

　都内の小さい商社の翻訳部門に勤務する倉田良一は幼少の頃に祖母の村を訪ねた折、帰り際にイタリアのラリー車であったランチア ストラトスに乗せてもらう。 　その後都内に住んで結婚した…

記憶に残るフレーズの法則を見つけた……気がする。 フレーズに拍子を割り当てたとき、余韻の拍数が奇数であること。 ええい、説明だけだと分かりづらい。 さっそく具体例を。

普通の女子中学生、三城叶が下校中コンパクトを拾いそこからウサギノと名乗る生物が出現する。叶はウサギノに半ば無理やりに契約され、魔法を使うもの――魔者へと変わった。 ウサギノなどの…

創作のための詩作。 ときにクラシック音楽の旋律に乗せて。

西暦２５９０年。わたし達を乗せた移民宇宙船は航海を続ける。 １３歳になったわたしは「骨噛み」という遥か昔の風習を知り、「愛」について気付き始める。 (小説投稿サイト「小説家に…

　駅ビル内の小さな喫茶店で働く祐河は、陸橋の上で佇む彼を見つけた。彼は家出をしてきた青年で、芳と名乗った。 　街の小さな喫茶店を基点に、そこから始まる二人の人生の物語。 【…

1月の伊豆、季節はずれの海沿い。そして、真っ赤なレンタカー。 つめたい潮風にその身を任せるのは、ろくな夢も持たずにただ信号に従って進んでいくだけの、大学生たち。笑い合える時間の…

過去を消した男は詐欺師として偽りを生きる。男が騙すのは時には悪人、善人。 そして国まで相手取って男の嘘で手のひらに乗せ躍らせる。 その根底にあるものはしかし、嘲りでも奢りでも強欲…

　唐沢純とその恋人・字廻ミヤコは旅人のような生活を送っている。日銭を稼いで放浪を続ける日々、移動手段はもっぱら安価な高速バスだ。その日も二人は数え切れないほど利用した交通機関へと…

長年住み慣れた街の記憶が忘れられない、転居してもなお気持ちは以前の住処に心が奪われる。東京は桑海の変甚だしく代々木上原もしかり、昔の風景は殆ど消え失せ魅了するものなど一切無いがそ…

君の隣にいるけれど、僕は君の『特別』じゃない── 大学生の主人公『僕』は、ひょんなきっかけで仲良くなった『彼女』に恋をした。 だけど彼女には他に恋人がいた。 「じゃあ、頑張れば…